博多に残る数少ないレトロな横丁、昭和レトロな雰囲気がタマリマセン。
博多綱場町の昭和レトロな横丁、リバレインや博多座のスグ近く
博多って九州最大の都市で看板だから小ギレイにしすぎていてつまらない…某有名「街並み系」ポータルサイトの言葉。なんてね、いきなりdisられていたんです。確かにそうだけど、それでもまだ雑然とした面白い町並みは僅かながら残ってるんだぞ!と全力で主張したいんですよ、当サイト的には。
そんな主張をするには現物を見せなきゃいけないわけで、今回紹介するのは博多座のすぐ近くで昭和の雰囲気バリバリのレトロ横丁街。オシャレな天神、下町で庶民的な博多。そういうイメージを勝手に持ってるんだけれども、まさにここはピッタリ当てはまる場所なんです。
博多座の近くを散策していて突然目の前に現れた見事すぎるレトロな景観。建物をぶった切ったトタン壁の錆び具合、このグラデーション、もはやアートです。
周りの街並みは普通に特に個性も無く今風なんですけど、この一角だけはまるで時間が止まったようなレトロ空間。まるで別世界。
時計修理の事ならご相談ください!!と書かれた張り紙、そして「時計会館」と書かれた大きな看板。どこからどう見ても昭和の店構え、レトロですよね。
レトロな時計店を皮切りに、そこから奥へと続いて行くレトロな横丁。博多の街中に、まだこんな場所が残っているんです。
横丁の中へと入っていくと、「ひなや」という美味しそうなお好み焼き屋さんがありました。横丁風のレトロな街並みに、庶民の食べ物である「お好み焼き」は相性バッチリ。
お好み焼きのメニュー看板、なかなか良心的な価格。庶民的でいいですよね、お好み焼きは家庭料理ですから。
おぉっ!ROCK食堂。こういうの見ると興味湧いてきます。小学生の頃にマイケルシェンカーに出会って以来、安川もロック一筋。MSGにアイアンメイデン、日本のバンドだとAnthemにサーベルタイガーと言ったところでしょうかね。
あれかな、みんなでヘッドバンギング?んなことしたら、食べられへんって…ねぇ。
ちょっとROCK食堂に入ってみようと思ったら、出張中の張り紙。残念…
更に中へと入っていくと、完全に昭和へタイムスリップ。
近くにあった「スナックひこうじょう」の看板。このネーミングが昭和40年代、悶絶できます。
けど看板の下半分に綺麗な飛行場の写真、ここは今風ですね。昭和の頃はこんな印刷したら、スグに色褪せて青くなってるとこですよ。
凄い所を見つけたなぁと、入ってきた横丁の入り口を見てみると、この風景がまた絶妙。
道を広げると車がバンバン走って、商店街が衰退するって言いますよね。なのでこれくらいの狭い路地が良いんですよ、お店にも客にも。
通りを真っ直ぐに突き抜けて隣り筋まで行くと、目の前に渋い時計屋さん。見事な絵になってます。
すごいなぁ、この建物は文化遺産に指定しちゃいましょうよ。古いけどメッチャ綺麗に残ってるんです、大切にされてきたんでしょう。
グルッと横丁内を歩いて、再び入り口の建物へ。時計屋さんとは別に、もう一か所入り口がありました。
隣のレトロなビルと相まって、こっちも昭和レトロで素敵な通りになってます。
とってもレトロな横丁街、そこにはやっぱり今風の料理が楽しめるバーなんかもあって、こちらは古民家イタリアンバーLibre博多。メニューボードに書いてある「フォアグラもなか」がすんげぇ気になる。
あまり広い範囲ではないですが、とてもレトロでモダンな横丁が残っていました。どうですか?なかなか素敵なところでしょう。最近なぜか綺麗に整備され、調和がとれた街よりも、こういう雑然とした街並みのほうが見ていて楽しいというか、ワクワクしてくるんですよね。安川がオッサンだからでしょうか…ただ一つ言えるのは、壊すのは簡単ですけど一度壊すともとには戻せないということ。
少しでも多くの人に古い建物に興味をもって貰って、長くこういう場所が残って欲しい。と、個人的には思うんですけどもね。地元出身の人はどう思ってるんでしょう。
「博多綱場町の昭和レトロな横丁」
場所:福岡市博多区綱場町5-3(お好み焼きひなや)
※この記事は私が訪れた時のものです、現状と異なる場合があります。ご了承の上でお読みください。
ロジウラ古民家ワインバー Libre博多公式サイト⇒http://libre-rojiura.com/
近くには菅原道真の上陸地と伝わる天神さんがあります
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