「一善めし青木堂」昭和レトロな大衆食堂!福岡天神の渋い飯屋

青木堂

福岡天神の繁華街の中でもオシャレなトレンディスポットとして賑わう大名、そんな中で昭和のスタイルを貫く老舗食堂。

「一善めし青木堂」老舗の名はダテじゃない

福岡の繁華街天神の中でもオシャレな店が立ち並ぶ大名エリア。お店の入れ替わりが激しい中心市街地で、昭和のスタイルを守り続ける渋い大衆食堂があります。その名は「一善めし青木堂」創業は1957年(昭和32年)というコッテコテの昭和の店、まさに高度成長前夜「三丁目の夕日」の時代に生まれた昭和レトロな大衆食堂。

時代の流れと共に次々と新しいスタイルのお店が増えていく中で、頑なに昭和食堂であり続けた同店。創業から60年以上の時を経て、昔を懐かしむ年配者から昭和を知らない若者たち、はてはリアルな日本を味わいたいという外国人観光客まで、多くの人々で賑わう人気店なのです。

最先端を行く町のノスタルジックな空間

青木堂1
福岡市中央区大名、一善めし青木堂の外観。

オシャレな店やグルメスポットが立ち並ぶ一角に、昔ながらの大衆食堂があります。見るからに昭和、レトロな外観の青木堂。最近はこういうお店が街なかから姿を消していて、古いはずなのに新鮮に感じる。ほんと渋い、唯一無二の存在感。

青木堂2
店頭に貼られていたメニュー、種類の多さに驚き。

青木堂3
おすすめメニューの看板

店頭に貼られていたメニュー、とにかく数が多い。しかも単価の安い単品おかずが充実していて、大盛と特盛も格安。本日のおススメ定食のラインナップはご飯が進みそうな庶民的な定食、大盛、特盛、更におかず1.5倍というオプションが用意されています。

こういう柔軟さが人気になる一因であることは間違いない。

青木堂4
青木堂の店内

もちろん扉は自動じゃありません、引き戸を手で開け暖簾をくぐり、賑やかな店内へ。歴史ある食堂なのでレトロな雰囲気なのですが、とても明るくて清潔な店内。カウンターとテーブル席、真ん中には大きなテーブルが置かれていて相席なんかもあるんじゃないでしょうか。

で、驚いたのが店内に響く中国語の会話、中国の旅行客が多かったので和風なお店がいきなりインターナショナル。そういえば最近は日本らしさが残る庶民的な場所で、中国人や台湾人をよく見かけるようになりましたね。

韓国人は旅行ガイド通りに動いているから分かり易いんですけど、中国人や台湾人は独自に調査してくるのか「えっこんな所に?」という場所で見かけるようになりました。

青木堂5
大衆食堂と言えばコレですよ、漫画もバッチリ置いてあります。

昭和の食堂と言えば、漫画や雑誌が必ずおいてありましたよね。若者が数人で漫画を読みながらご飯を食べていたり、サラリーマンが雑誌を読んでいたり、そんなのが当たり前でした。そういえば最近は減りましたよね、そういう店。

青木堂6
カウンターの上に並ぶ調味料の数々

カウンターに備えられていた調味料は醤油、酢、コショウ、七味、一味唐辛子、ソース。オーソドックスな調味料、七味と一味があるのは福岡らしいですね。関西じゃ一味はあまり置いてませんが、福岡は一味率が高いです。風味や香りを楽しむ関西と、ピリッとくる刺激と辛さを求める福岡の違いか…と勝手に分析してみる。

一善めし青木堂メニュー

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青木堂の卓上メニュー

さて何を食べようか、卓上のメニューを見てみましょう。どんぶり、チャーハン、一品料理、玉子料理に麺類と、5つのカテゴリーに別れています。あ、ちゃんぽんはあるんですね、ほんと福岡の人はちゃんぽんが好きです。いろんなお店でみかけます。

ごはん、味噌汁、ミニ豆腐がセットになった「ごはんセット」も用意されていて、一品料理+ごはんセットという注文も可能。てか、それ用のセットか。

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裏返すと裏にもメニューがありました。

メニューを裏返すと、ごはんとみそ汁。みそ汁の種類も多い、こんな店は最近見かけませんよ。

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小皿料理がガラスケースにありました。

さらにメニューに書かれている物とは別に、ガラスケースの中には小皿料理がずらり。最近見なくなりましたよね、こういうスタイル。急いでいる時なんかは助かるんです、ここから何品か取ってご飯と味噌汁を注文すればパパっと食べられる。でもって、ついつい取りすぎるのはお約束。

優しくて美味しい、丁寧に作られた大衆料理

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豚味噌丼とオムレツ

ほんと何にしようか悩んだんだけど、入るときに看板で見た豚味噌にすんごく引かれていたんですよ。ぜったい美味しいでしょ、しかもご飯に合いそうだし。ということで注文したのは豚味噌丼550円と、ガラス什器から野菜オムレツ150円を取ってきました。

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細かくカットされた豚肉と玉ねぎ

この色、炒めた豚肉と玉ねぎの茶色がかった色、そしてほのかに香る味噌の香り。強烈に食欲をそそります。肉、玉ねぎは味噌との相性が抜群、まずいはずが無い。

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まずは豚肉をパクリ…甘辛い味噌の味が激ウマい!

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豚のみそ炒めの下には海苔が敷かれていて、ほのかに香る磯の香りがメッチャ合う。

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たまねぎも味がシッカリと沁みていて味噌のコクと玉ねぎの甘味、そして香りと旨味が最高。

出てきた瞬間、豚味噌丼の豚味噌炒めの部分。もう色がね、茶褐色の炒め物の色がビジュアルで「ウマい」といってるんだよね、食べる前から分かる美味しさ。でもって口の中に入れると少し甘めの味噌に程よい塩気があって、炒め物の香ばしさやら香味の香りなんやら、深くてシッカリした味なんだけども優しい味。ごはんとメッチャメチャ合います。

その昔、子供の頃に食べた手作りの味ってこんな味でしたよね。今では家で料理するときも化学調味料使ったりするから、こういう味はほんと食べられなくなってきてる。単純な料理に見えるけど、凄く丁寧に作られているように感じます。

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続いてオムレツ、昔懐かしいビジュアル

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オムレツの中にはもやしと玉ねぎのケチャップ炒め

続いてオムレツをパクッと…この味は子供の頃大好きだった味だ。ケチャップの甘さと酸味、美味しい玉子焼きに包まれています。これも優しいんですよ、味がとにかく柔らかい。

見た目も味もノスタルジック

青木堂の料理はなんというか…今風の何かに拘ったエッジのきいた味じゃなくて、普通なんだけれども普通を突き詰めたら美味しい手作り家庭料理になりましたみたいな、とにかく温かい味。チェーン店や意識高い系の飲食オーナーには無理だろうね、こういう料理は。昔は普通に食べられた大衆料理の味、久しぶりに味わいました。

店の見た目だけでなく、料理も全てが古き良き時代の王道大衆料理。いろいろと試行錯誤して凝った料理が多い中、逆に新鮮な真っ直ぐで素朴な美味しさ。美味しい日本的な庶民料理が食べたいなら、おススメのお店です。寿司や天ぷらはどこにでもあるけども、大衆食堂は日本でしか味わえない日本の料理文化だからね、外国人が好むのも分かる気がする。

「一善めし青木堂」
住所:福岡市中央区大名1丁目11-28

Googleマップへ

営業時間:平日昼8:30から15:30・夜17:00から21:00(LO20:30 )、祝日11:00から17:00
定休日:日曜日

※この記事は私が訪れた時のものです、現状と異なる場合があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。

一善めし青木堂FBページ⇒https://www.facebook.com/aokido/
一膳めし青木堂3代目Twitter⇒https://twitter.com/aokido_3

 

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