腰砕けという言葉があるけども、なんだかその緩い感じの表現がとても気に入っている今日この頃。勢いこんで行くけど腰砕け、気合を入れて挑むけど腰砕け、なんだかなぁ~と苦笑い。まあ生き方なんて人それぞれ、テゲテゲ(宮崎の方言でほどほどみたいな意味)でいいじゃないかと思うんですよ。
コシがない柔らかいうどんが特徴の博多うどん、この腰砕けのようなムニュッと緩いうどんを食べると博多だなぁしみじみ思う。ということで能古うどん博多デイトス店に行ってきました。
「能古うどん博多デイトス店」@博多めん街道
能古うどん博多デイトス店の外観。
博多はうどん店が非常に多い地域で、実はラーメン店より多いんじゃないかと言われるくらい。数ある「うどん発祥の地」の一つでもあって、博多のうどんは柔らかい腰砕けのうどんが特徴。
能古うどん博多デイトス店の店頭に並ぶ食品サンプル。
能古うどん博多デイトス店にお邪魔したのが平日昼の14時半くらいかな、すっかり昼のピークも終わって静けさを取り戻した博多デイトス2階の博多めん街道。昼時はここも満席になる人気店ですからね、少し時間をずらしたほうがゆっくり食べられるというもの。
能古うどん博多デイトス店の店内。
何にしようか店頭のディスプレイを見ながら考るんだけど、とりあえず中に入ってから決めようと店内へ。お店の中はとてもシックな感じ、清潔感があってイイとこのうどん屋という感じ。高級感があります。
時間が時間だけに空いているのが嬉しいんだけど、お店の人にとったらひと息つきたい時間。ピークに来てくれよ…と思うかもしれない。けどね、筆者は他人と接するのが超絶苦手で…おかげで友達も作れないほどなのです。当然ながら人混みは大嫌い。
これくらいの時間だとほら、店内も空いていて入りやすい。申し訳ないなぁと思いながらいつもの通りカウンターに座ろうとすると、テーブルが空いてるからどうぞと言われ、素直にスタッフの誘導に従い着座。
能古うどん博多デイトス店のメニュー
博多デイトス店オリジナルメニュー。
メニューの料金は税別表示、博多デイトス店オリジナルメニューが一番最初のページ。お急ぎのお客様へと書かれて、優先的に提供される「博多セット」というメニューがありました。これは場所がらですかね、能古うどんがある博多デイトスのめん街道は新幹線改札の目の前、電車の発車時刻まで余裕がなく、急いでパパッと食事をしたい人にはありがたいセットです。
レギュラーメニュー。
うどんの種類は大きく分けて3種。通常のだし汁うどん、冷温選べるぶっかけうどん、そしてこれも冷温あるたらいうどん。他はうどん屋の定番である丼、ご飯、お子様セット。一品料理はトッピングになりそうなものから「かご盛」や鶏唐揚げ、サラダメニューもあります。
セットメニュー。
セットメニューも充実、うどんを選ぶことが出来るのがイイですね。御膳も天ぷらが美味しそう、ご飯の種類やうどんが選べたりと好みに合わせたバリエーションが用意されています。ほかにサラダうどんやモツ鍋など、単品のメニューポップがあり、メニューが豊富なので家族や知人同士で食べに行くには最適。買い物客や旅行客にウケそうです。
平打ちの細麺が特徴
能古うどん博多デイトス店のオリジナルメニュー「ぶっかけ にわかうどん」
沢山のメニューの中で、注文を何にしようか迷ったのですが…博多の名物を全部盛!と書かれた「ぶっかけ にわかうどん」を注文。せっかくなので店のオリジナルメニューにしました。
待ち時間なんですが、うどんにしては少し長めに感じる。だけど事前にした茹で無しだとこれくらいかかるのは普通。家で生のうどん茹でてみてください、普通に10分以上かかりますから。
公式サイトによるとピークタイムのみ見込みで茹でるそうで、茹でてから5分経ったうどんは廃棄するそうです。
たっぷりの辛子明太子が贅沢です。
さて、何から手を付けようか迷ったんですけども、やはりここは辛子明太子でしょう。美味しそうな辛子明太子がモリッと盛られています、これは贅沢。チョット箸でつまんで味見…うん、旨い。
博多名物のごぼ天
関西で「ごぼ天」といえば竹輪みたいな外見で、魚のすり身の真ん中にゴボウを通して揚げたものを指すんだけど、博多のごぼ天は見たまんま、ゴボウを普通の天ぷらにしたもの。
能古うどんのごぼ天は縦に薄くスライスされた天ぷら、サックサクに揚がっていてゴボウチップスみたいになってる。香ばしくて旨い、このまま塩かけて食べても美味しいだろうね。
甘辛い肉
続いて牛肉のしぐれ煮みたいに甘辛く煮つけられた肉です。これはもう定番の味、外しようがない鉄板の美味しさ。肉うどん用だと思われる、かなり強めの味付けです。
海老天の断面。
そして海老天、これはまあ普通というかサクッと揚がった美味しい天ぷら。プリッとしたエビが普通に美味しい。
能古うどんのうどん。
能古うどん最大の特徴はこのうどん、平打ちで細い。古式切り麦というそうだけど、それが何かという説明は見つかりませんでした。とりあえず見た目は細くて平べったいうどん、乾麺なんかでよく見る形状ですね。
少し多めに口の中へ入れて食べてみると「おおっ!これはイイ」思わず続けて食べてしまう。平打ちで細いうどんは、凄く口の中で通りがいいというか食べやすいです。うどんのコシは弱くて博多らしい柔らかいムニュッと噛まずに潰れるかんじ、表面はツルッとしています。のど越しも独特、飲むように食べる人には最適なうどんじゃないでしょうか。
うどんにかかっているツユは甘め、けっこう味が濃い。肉も甘いので、これはちょっとしつこいか…と思って薬味のショウガをいれると一気に味が持ち直す。ショウガはぶっかけに必須だと思い知らされました。
明太子でうどんを喰う。
うどんと辛子明太子の相性はとても良くて、併せて食べると凄く美味しい。ただ肉とか薬味のショウガが混ざると明太子の味が完全に負けるので、それが嫌なら最初は明太子とうどんで食べるのがおススメ。
全部まぜるとピリピリしか残らなくなります、それじゃぁもったいないですよね。
インスタ映えというのかな…
うどん店に外れなしとはいうけども、バリエーション豊富なメニューが魅力の能古うどん。普通に美味しいので迷わず選んで間違いない。駅にあると、とても重宝するうどん店。おススメのお店ですね。
あと筆者が座った席が特別だったのか、照明の感じがとても良くて写真が綺麗な気がする。インスタ映えってのはこういうのですかね、とても撮影しやすいお店でした。
「能古うどん博多デイトス店」
住所:福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多デイトス2階
営業時間:10:00から22:00(LO21:30*もつ鍋は21:00)
定休日:なし
※この記事は私が訪れた時のものです、現状と異なる場合があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。
能古うどん公式サイト⇒http://www.noko-udon.com/
博多めん街道の他のお店は「「博多めん街道」全店レポート2018年度版!博多ラーメンお薦めグルメスポット」で紹介しています。
最新情報をお届けします
Twitter でハカテンをフォローしよう!
Follow @haka_ten