福岡の繁華街、ど真ん中にある大きな公園と神社
「警固公園」福岡天神の繁華街にある憩いの公園
西日本鉄道福岡(天神)駅(ソラリアターミナルビル)の中央口から西方向にでると、目の前に大きな公園があります。デパートやファッションビルに囲まれ、昼には多くの人々が昼食をとったり寛いでいる公園。地下は駐車場と駐輪場になっていて、天神を訪れる多くの人に利用されています。
地元の人や天神で働く人たちの憩いの場となっている警固公園、待ち合わせ場所として、夜には弾き語りのミュージシャンがライブをしたり、クリスマスが近づくとイルミネーションで飾られるなど、毎日多くの人で賑わいっています。
正面に見えているのがソラリアターミナルビル、三越や専門店、西鉄福岡(天神)駅や、高速バスが発着する天神高速バスターミナルがあります。
飲食店や専門店が数多く入居するファッションビル、ソラリアプラザ。一階にはラジオのスタジオがあり人気のスポット。
公園の一角には遊具が設置されていて、親子連れが遊んでいました。また、喫煙所も公園内にあります。この公園の喫煙所は一度撤去されたものの、喫煙所が周りにない事から喫煙者が後を絶たず、再設置されたという経緯があります。
公園の入り口には交番があり、何か問題が発生したらすぐに相談することが可能。
警固公園から北方向、真っ直ぐ行くと新天町というアーケード商店街。繁華街の中心地です。
この道は交通量が多くて、非常に危ない。地方都市だけに自動車にのる人が多いためか、福岡は繁華街の中心部でも自動車が多いんです。都会なら時間帯で交通規制がされるなど、交通量が減ると安心して歩けるんですけどね。
公園内、ソラリアプラザ前には天神の古い写真が展示されていました。
このパネルを見ると、高度成長期時代の天神の様子が伝わってきます。こういう展示はありがたいですねぇ、街の歴史を知ると街歩きが数倍楽しくなる。
で、公園はまあ、街なかの公園として利用されているわけですけども、ここから南に行くと隣接して警固神社があります。
「警固神社」勝利の神様!天神のパワースポット
警固神社はもともと現在の福岡城本丸付近に祀られていたとされ、創建されたのは西暦200年頃ともいわれる歴史ある神社。神功皇后が三韓征伐を行った際、皇后の船団を守護して勝利に導いたのが警固大神だと言われ、神話時代から福岡にあった由緒正しき神社なんです。
祭神は主神に神直毘神・大直毘神・八十禍津日神。この三神はイザナギが黄泉の国(死者の国)から帰って禊を行った際に生まれた神々。禍(わざわい)や穢(けが)れを改め直し、厄を払う神です。
相殿(複数の神様を一緒に祭ること)に建角身神・豊玉姫命・神功皇后・応神天皇を祀っています。
建角身神は八咫烏に変化して神武天皇(日本の初代天皇)の戦いを助けた神で、山城の国(京都)に住む一族、賀茂氏の始祖となった神。豊玉姫は海神(ワダツミ)の娘、安産や子育ての神。神功皇后は三韓征伐で朝鮮半島を攻め、新羅を降伏させ、百済・高句麗にも朝貢を約束させた伝説の女傑。応神天皇は西暦200年代後半から300年代初頭の天皇、第15代天皇で確実に実在が確かめられる最初の天皇と言われる。
入口の鳥居横にある警固神社の由緒。創建から警固神社の由来、祭神などが書かれている。
警固神社が鎌倉時代の警固所(元寇に備えて作られた幕府軍の拠点)現在の福岡城の近くから、天神に移されたのは関ヶ原の合戦の8年後、1608年の事。黒田官兵衛の息子であり初代福岡藩主、黒田長政によるってなされました。
鳥居をくぐって、右手に見えるのが社務所。
左手には真新しい建物。様々な行事に利用できる貸会場。
真っ直ぐに続く参道、奥に拝殿、本殿があります。
手水舎があり、その奥は駐車場になっています。
拝殿に向かって歩いて行き、神門の手前左側に足湯がありました。
足湯の前にあるご神水の碑。
そして警固神社の神門。この門をくぐると、いよいよ神社の聖域です。
神門をくぐって正面に拝殿、ここでお参りをします。
左手にはお守りやおみくじを販売する授与所。
お参りをする拝殿から、お供えがされてている幣殿、その奥が本殿です。これといった装飾はありませんが、厳かな雰囲気。
ぐるっと回って、本殿の横に来ました。柵などがないので、間近で見る本殿は迫力満点。
本殿に向かって左手奥、北側に菅原道真公を祀る天神さんがありました。
反対側には天照大神を祀る大神宮。
社殿横に並ぶ灯篭、年代などが薄っすら見えるものがあり、江戸時代に建てられたもの。
絵馬が奉納されていました。え~っと、福岡のご当地アイドルを応援するものですね。HKT48の田島芽瑠さん…
ちょうどニコ生に出ている映像がYoutubeにあったので貼っておきます。HKT48 朝長美桜と田島芽瑠さんの自己紹介映像ですね。
で、神社に来てお約束と言いますか、おみくじを引いてみると…小吉
び、びみょうすぎるw
さて、気を取りなおして境内を更に散策。見えてきたのは今益稲荷神社。
江戸時代に書かれた筑前国続風土記でも警固神社境内に描かれているという、由緒正しきお稲荷様。
お稲荷さんの脇には猿田彦神社。猿田彦は天狗として描かれることが多い神様、天照大神が日本に来たときに土着していた神の一柱。土着の太陽神とも言われる。
警固神社は厄除け、必勝祈願、合格祈願で有名なのです
警固神社はその祭神や警固所という防衛拠点に祭られていいた神社という事もあり、厄除けや厄払い、必勝・合格祈願所として人気の神社。隣接する警固公園や神社の鎮守の杜も含めて、多くの人が訪れ、天神での待ち合わせ、疲れた時の休憩所、困った時の神頼み…などなど、大切に利用されています。
またクリスマスシーズンには一面のイルミネーションで飾り付けられ、周りに建つソラリアプラザなどと合わせてイベントが開催される観光スポットでもあります。ビルに囲まれた神社というのもなかなか風情があるものですよ。
天神に着たら、とっても綺麗な場所なのでぜひ立ち寄ってもらいたいですね。
「警固公園と警固神社」
住所:福岡市中央区天神2丁目2-20(警固神社)
警固神社公式サイト⇒http://kegojinja.or.jp/
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