「海元寺」博多旧市街石堂口、閻魔大王が鎮座する閻魔堂が有名なお寺。

旧博多市街の出入り口、参勤交代の大名行列も通ったという石堂口に建つ閻魔様で有名なお寺。

「海元寺」の閻魔堂と観音堂、中世博多の入り口である石堂口に建つお寺。

石堂口門の跡を見に来たら、閻魔像で有名な海元寺があったのでお参りしてきました。海元寺があるのは江戸時代の博多を守る防衛拠点、多くの寺が配置された寺町になっています。寺は信仰の拠点としてだけでなく、有事においては軍が屯する準軍事施設でもありました。海元寺があるのはちょうど博多の街、東側の入り口、博多の西には福岡城がありますから敵軍が侵攻するなら東側。そのため博多の東側入り口にあたる場所には、多くの寺が集中的に配置されています。

海元寺1

博多の入り口であった石堂橋から博多市内方向、箱崎から博多へと続く旧街道。かつてこの場所には門がありました。歴史上の有名人たちも、おそらくこの道を通ったのでしょう。

海元寺2

近くには「濡れ衣」の発祥となった濡れ衣塚もあります。濡れ衣の語源となった物語をザクッと紹介すると以下の通り。

連れ子が継母に疎まれ、釣り衣を盗まれたと罪を着せられる。父親が真意を確かめに子供のところに行くと、濡れた釣り衣を着て寝ている子供を発見!盗みが事実だと勘違いした父親が子供を殺害。そのご子供が夢枕に立ち無実を訴えたため、自らの過ちに気づく。

というお話。

海元寺3

濡れ衣塚の様子を撮影してみました。石仏がずらりと並び、塚が建てられています。この場所での出来事から、罪を着せられた事を「濡れ衣」というようになったのだそうです。他にも所説あるそうですが、博多に伝わるのはこんなお話。

海元寺4

この道はかの有名な攘夷志士「高杉新作」も歩いた道、時代はちょうど第一次長州征伐の直前。ここから高杉は長州へ帰藩し、騎兵隊を率いて伊藤俊輔(のちの博文)らの挙兵に参加する事になる。

海元寺5

そしてスグ右手にあるのが海元寺。その奥にも向かい側にも、たくさんの寺があります。高杉晋作が見た姿とはだいぶ違うと思いますが、150年ほど前、まさにこの寺の前を歩いていたんです。

海元寺6

鉄筋コンクリート製なので、風情も情緒もへったくれもない山門ですが、くぐって中へと入っていきましょう。

海元寺7

門をくぐってすぐ右手にある閻魔堂と観音堂。この中に噂の閻魔様が鎮座しております。

海元寺8

それでは早速お参りを…ということで、最初に入ったのは観音堂。

海元寺9

中に鎮座する仏様は、見事に金ぴかピッカピカ。この観音堂には、西国三十三所観世音菩薩が祭られています。

西国三十三所とは、日本で最初に成立した巡礼で、四国八十八箇所と同じように、近畿一円に分布する三十三の観音霊場寺院をめぐるものです。
今よりも交通が不便な江戸時代、西国三十三所の霊場を回るのは非常に大変な事です。西国三十三所の観世音を模写し、一度お参りすることで、西国三十三所の観音霊場をお参りしたのと同じ功徳を受けられるように作られたのが、海元寺の三十三観音菩薩です。

海元寺公式サイトより

なんとも欲張りというか、効率重視の観音堂。時間が無い人にはありがたい場所。そのうちネットを使ったバーチャル霊場巡りで良くなりそうですね。もしこれから先でYoutubeがVR対応なんてことになったら、全国各地の霊場を巡るお遍路ユーチューバーとかウケるかもしれませんね。

続いてお隣、閻魔堂です。これはナカナカの迫力、おっかない感じ。

閻魔大王は仏教、ヒンドゥー教で冥界、地獄の王です。インドではヤマというそうですよ。ここで罪を裁かれるわけですね、恐ろしい…え、後ろめたい事?多少は、ありますね、ハイ

海元寺11

閻魔様も怖いんですけど、その前に座ってるこの人、奪衣婆(だつえば)でしょうか。三途の川の手前に居て、衣服を奪い取るそうです。そして、その衣服を木の枝にかけ、そのしなり具合で生前の罪の重さを計るのだとか。8月16日と1月16日、地獄の釜が開く日に、こんにゃくをお供えする閻魔祭りが開かれます。

海元寺12

え~っと・・・生首?

地獄行きだけじゃなくて、いきなりここで打ち首でしょうか…ご、御勘弁を、反省していますので。

海元寺13

お参りをして、後ろを振り向くとガチャガチャがあります。おみくじのようですね。なかなかの商売上手。

海元寺14

これは引くしかないでしょう、ええ、流れ的に。ここで知らんぷりしたら、ネタ的にどうなのよ?って話ですよマジで。

ということで、ガチャッと回しました。

一回300円は、僕のような貧乏人にはチョット効きますねぇ。

海元寺16

なかからは、こんなのが出てきましたよ。閻魔様のお守りだそうです。ずしっとくる重量感、思ったより重い。あ、おやじギャグじゃないよ。

海元寺17

中にはおみくじが!何が出るかな~

海元寺18

ほほ~ぅ・・・小吉、とな?これまた微妙だw

けど、書いてる内容は僕みたいなブロガーには嬉しいお言葉。そう、ひとつひとつ、記事ひとつひとつが積み重ねとなるのです。やがておおきな…評価に繋がるといいなぁ。

海元寺20

背中には海元寺の文字。観光のお土産にもよさそうですね。

海元寺21

どうですか、職場のデスクに閻魔様。サボり防止にメッチャ効きそうw

え~っと、デスクでPC操作してる君、いったい何のサイトみてるのかな?ん?地獄行く?

あ、いや、その…まあアレですよ、今までの事はしょうがない。ここで閻魔様と出会ったのも何かの縁ですから、今からココから、心を入れ替えて清く正しく生きていきましょう!

海元寺22

お堂から出て本堂を撮影したんだけども、写真が変、なんか設定いじっちゃったかな?コンデジなんだけど、いろいろとマニュアルで動かせるんですよ。変なボタン押したかもしれない…

という事で海元寺と閻魔様、ちょうど博多の入り口があった場所に建つお寺。この界隈も昔は賑やかだったんでしょうね。



「海元寺」
住所:福岡市博多区中呉服町10-5

Googleマップへ

海元寺公式サイト⇒http://kaigenji.com/

 

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