川端商店街の名物ぜんざい、違いなんてまるで分からない男、中年ダメおやじの安川が実食してきました。
「川端ぜんざい」博多の下町で愛され続ける名物ぜんざい
かつて博多には「川端ぜんざい」という日本一甘いぜんざいの店があったそうです。博多区の上川端町で大正時代から始まり、昭和60年まで営業していたとか。で、その名物になったぜんざい店がなくなったので、商店街が名前を受け継いでいこうと始めたのが現在の川端ぜんざい。当然、僕は当時の味なんて知りませんから、比較することはできませんが、とにかく何かと有名な川端ぜんざいを食べてみよう!と川端商店街へ行ってきました。
コチラが「川端ぜんざい」を食べられる川端ぜんざい広場。
平日はほとんど開いてないので、土日祝は仕事というサービス業で働く僕みたいな非正規労働者には無縁な場所。ですが、たまたたま2年ぶりに日曜の休みが取れたので行ってみました。
営業してるのは日、金・土・日・祝日・イベント開催日。普段の安川なら絶対食べれないんですけど、ようやくチャンスが回ってきました。
ぜんざい広場の入り口には、持ち帰り用のぜんざいも売られていました。
それでは川端ぜんざい広場に入っていきます。中には常設展示として飾り山笠があり、いつでも見学できるようになっています。
川端ぜんざいは食券制、ここで食券を購入。番号札をもらって、出来あがりを待ちます。
博多祇園山笠というお祭りが有名なんですが、この山笠は飾り山笠、実際に町を走る山笠とは違います。
ぜんざい広場を突き抜けると、川沿いの遊歩道にでます。対岸は中洲。
壁には山笠関連の展示がありました。町ごとに山笠があって、それぞれに服が違うんです。福岡に来てかなり長いんですけど、いまだに一度も博多の山笠を見たことがない。
人気なのか結構待たされますね、広場の山笠や川を見に行っているとようやく番号を呼ばれました。ついに初めての川端ぜんざいとご対面。
餅は2個、焼いた餅が入っていました。これはウマそう!
小豆もガッツリ。どれどれ、ズズッといってみましょうか。
う~ん、確かに甘い。かなりの甘口ですが、日本一かといわれると…どうなんでしょう。いずれにしてもこの甘さはナカナカ無いですね、甘さ控えめが今風ですし。これくらいの甘さで押さえておくのが良いですよ、これ以上やるともたれる。
そういえば江戸時代から続くというお菓子屋さんに話を聞く機会があって、昔はというか昭和初期くらいまでは甘ければ甘いほどよかったそうです。というのも砂糖が高価だったので、庶民はなかなか食べる事ができなかったそうなんです。なので甘いものはとことん甘く、それが贅沢として喜ばれていたらしいんですね。
で、ぜんざいのの感想なんだけれども、小豆の味もしっかりしてるし、普通に美味しいぜんざいです。これはスゴイ!というようなインパクトはありませんが、とてもシッカリまとまっていて甘味は強め。焼いてあるお餅はモッチリしていて美味しい。
脇役ながらとってもいい仕事をしているのがこのたくあん。ポリポリ齧ると口の中の甘ったるさがリセットされて、ここから再度美味しく食べられます。なるほど、たくわん合うね。
いやいや、美味しかったですよ川端ぜんざい。期待を裏切らない、川端名物でした。
そういえば、ここのかき氷がメチャメチャ評判良いみたいですね。来年の夏、休みが取れたら食べに来たいなぁ。
「川端ぜんざい」
住所:福岡市博多区上川端町10-25
営業日:金・土・日曜、祝日、商店街のイベント時
営業時間:営業日の11:00から18:00
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