「普賢堂通り」古都の面影を残す博多最古の道、中世から存在するレトロ小路

御供所語りというサイトで博多最古の道と紹介されていた小路、レトロでとてもいい場所なのです。

「普賢堂通り」のレトロな街並みがステキ過ぎる!

博多の歴史スポットとして有名な地域に「御供所町(ごくしょまち)」というところがありまして、いわゆる寺町と呼ばれる寺がたくさん集まった地域なんですけれども、その寺町の中でも巨大な境内地を持つお寺に聖福寺があります。聖福寺は日本最古の禅寺で1195年に創建されたお寺。1192年が鎌倉幕府ですから、鎌倉時代の最初期の時代。

今回紹介する博多最古の道といわれる普賢堂通りは聖福寺の北側にある小路で、博多区の上呉服町にあります。博多駅やキャナルシティなど次々と新しい開発が進み、古都でありながら観光の魅力を失ってしまったといわれる博多。そんな中で上呉服町を含めた呉服町界隈には古いレトロな街並みや古い建物が各所に残っていて、街歩きには最適な場所。とても良い場所なのです。

普賢堂通り1

博多最古の道を歩いてみようと、まずやってきたのが博多の寺町にある御供所町公民館。地下鉄の祇園駅で下車し、聖福寺の山門がある通りを真っ直ぐ北上したところにあります。

普賢堂通り3

御供所町公民館を背にして左手、ちょうど目の前にある黄色い看板がかかった駐車場の角、ここを曲がれば普賢堂通り。

普賢堂通り4

ちょうど普賢堂通りのスタート地点にはレトロな銭湯、いまは営業していませんが雰囲気が良いですよね。

普賢堂通り5

銭湯から突きだしている煙突が歴史を感じさせます。

普賢堂通り6

この銭湯の前から続く細い道、これが博多最古の道と言われる普賢堂通り。さっそく歩いてみましょう。

普賢堂通り7

通りに入り駐車場を過ぎたあたり、いきなりレトロな建物がありました。昭和の建物だと思うんですけれども、雰囲気ありますよね。

普賢堂通り8

向かい側にあったのが「お好み焼き惣右エ門」というお店。この建物の側面は新しい外壁ですが、昔は家の壁同士をくっ付けて建築したんです。そのため隣の家を取り壊すと、こうやって外壁をリフォームしなきゃいけないんですね。見事にぶった切られてますもんね、古い街にやって来た感が高まります。

普賢堂通り9

ここで後ろを振り返るとこんな感じ、普通の街中にある細い道といった感じ。博多最古の道とはいえ、ここは普通の路地という感じですね。

普賢堂通り10

お好み焼き屋さんを過ぎると、スグに少し広めの道路と交差します。この道路は疎開道路、太平洋戦争中に爆撃によって発生した火災が延焼するのを防ぐため、家屋を疎開させて道を拡幅した道路。先に見えている博多塀と木々が生い茂っている場所は聖福寺。

普賢堂通り11

疎開道路を渡り、さらに普賢堂通りを歩いて行きます。

普賢堂通り12

通りの両脇には古い建物が所どころに残されていて、昭和の時代にタイムスリップしたような場所。正面にお寺の山門が見えています。

普賢堂通り13

普賢堂通りの由来となった普賢堂がありました。正しくは「叶院」というお寺で、普賢堂は通称です。毎年7月24日に地祭の普賢堂千灯明が開催され、灯明が灯された町内を住職が開運・家内安全・厄払いをほら貝を鳴らして辻祈祷して回るそうです。

普賢堂通り14

普段は一般に解放されていないのか、門が閉まっていました。隙間からレンズだけ入れてお堂を撮影。かなり年季の入った古いお堂に見えます。う~む、中に入ってみたい…

普賢堂通り15

普賢堂の前から通りを見ると、先にあるお寺の山門がはっきりと見えてきました。お堂の門と正面突き当りにお寺の山門、昔の姿が偲ばれる日本的な街並み。

普賢堂通り16

このような古い建物が残っていますが、コーンが置かれているので危険な状態にあるのかもしれません。福岡って古い物をスグ壊すんですよね…

普賢堂通り17

こちらは昭和の建物、レトロなアパートが現役で残っています。そろそろこの時代の建物も評価されて欲しい所なんですけど。

普賢堂通り18

そしてここが終点、西教寺の山門です。

普賢堂通り19

門の前から今まで歩いてきた道を振り返ってみると、目の前に強烈な個性を放つレトロな酒屋さんがありました。吉武酒店というんですね、このインパクトはかなりのもの。

普賢堂通り20

西教寺の境内、立派な本堂がドーンと大迫力。けっこう大きなお寺です。

普賢堂通り21

西教寺の山門越しに見る普賢堂通り、太陽に照らされて光の道のようになっていました。

普賢堂通りはとってもレトロで懐かしい雰囲気の街並み、これぞ博多レトロですよ。数百年前の人々が生活していた場所、歩いた道。そこを今、歩いてきたわけです。そして安川もまた、そう遠くない未来にこの世を去り、過去の人となり、未来の人が同じ道を歩く。人の営みの連続性というか、歴史の繋がりを感じる場所ですよね。昔の人たちが何を思い、どのような日常生活を送っていたのか、思いを馳せるのが楽しいんです。

かつては寺町として賑わった通りが、今ではすっかり静かな場所になっている。かつての繁栄を偲ばせるような面影を残しつつ、古い町並みとして静かに佇む姿は寂びの風景。日本人が大好きな「寂び」を感じ「諸行無常」の世を儚む。古い町並みを歩くのは、目も心も楽しめる場所。いいとこです、ほんまに

「普賢堂通り」
住所:福岡市博多区上呉服町6-8(叶院普賢堂)

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