甘辛い味付けというのはいつの時代も日本人の心を掴んで離さないわけでして、特に醤油ベースのあの何とも言えない甘辛タレは日本の心とっても過言ではないんじゃないかと思う。
「たらし屋吾助」まるで人を誑し込むようなチョッピリだけどヤラしさを感じてしまうような名前のお店、ここは醤油ベースの甘辛タレを使った日本の心を映し出す和スイーツ「みたらし団子」の有名店。モッチリ白玉と濃厚な甘辛タレ、すっかりたらされてしまいした…
「たらし屋吾助」法務局の近く
最寄りは法務局前のバス停。
たらし屋吾助があるのは天神の中心部から昭和通りという大通りを渡った北側。親不孝通りから少し西へと歩いた舞鶴というところ。ちょうど法務局前というバス停があるので、ここが目印。
たらし屋吾助の外観。
ほんと真ん前がバス停、待っている人が並んでいる場所に突然重厚な和風の扉。ここがたらし屋吾助です。
たらし屋吾助のメニュー
たらし屋吾助のメニュー表。
店頭にメニュー表がありました。白玉を使ったスイーツの専門店、けっこう沢山バリエーションがありますね。お店の名前が「たらし屋」ですから、目玉はなんといっても「みたらし」、買うならまずはこれですよね。
ちなみにメニューを一覧で書きだすと
- 本みたらし
- ショウガみたらし
- 極上冷やしみたらし
- 有明海苔本醤油
- 京きなこ
- 北海道真珠あん
- 播州栗あん
- 宇治抹茶あん
- 牡丹桜あん
- 薫り黒ごま
- 十勝こしあん
有明海苔本醤油もかなり気になるんだけどね、やっぱみたらしの甘辛が食べたい。
たらし屋吾助の店内。
引き戸を開けて店内へ。中は少し奥行きのある細長いお店、とても品の良いスッキリした純和風。カウンターと椅子があるけども、一人だけで食べる勇気がない…何度も言うけどとてつもなくシャイで小心者なんです。
おまけにコミュ障気味だしね。
ショーケースには各商品が綺麗に並んでいました。
入る前から「みたらし」を買うと決めてきていたんだけど、個別パッケージで綺麗に並んだ商品を見ると少し迷いが出る。やっぱ有明海苔本醤油が気になる…けどね、初見ですから店の一押しである「みたらし」にしましょう。極上にしようかと思ったけど、ここはスタンダードな本みたらしで。
「見せてもらおうか、たらし屋のみたらしとやらを」ちょっと赤い人になった気分で商品を注文。
白玉が激ウマい!
天神にある安国寺の山門。
買ったのはいいけれど、いったいどこでコレを食べようか。街なかで美味しそうなスイーツを見つけても、食べる場所に困るというのはあるあるですよね。とにかく天神の中心部の方へ歩いてみるんだけど、公園にもベンチが殆どなかったり、あってもゴミだらけでクッソ汚くて食べるどころじゃなかったり。
そうだ!お寺があった。思い出してやって来たのがココ、天神の大寺院「安国寺」。福岡市内では珍しい、幽霊の伝説が残る心霊スポットでもあるこのお寺。
昼休みには近所のOLさんが弁当食べたりもするし、大丈夫でしょう。
安国寺山門の仁王像。
山門の石段に腰掛けて、後ろから阿形さんの凄まじい視線を受けながら団子を食べる。和の風景ですね、純和風。
たらし屋吾助の本みたらし。
お箸がセットで付いていました。
本みたらしを袋から取り出して食べる準備。ミニ弁当箱とも言えるようなシッカリした容器に入っているので持ちやすく、串ではなく箸がセットになっているため外でも食べやすい。飲み屋でお土産に持って行くと喜ばれるかもしれませんよ、世の中年オヤジの皆様。
製品の表示ラベルは容器に巻かれた帯の裏にありました。
このビジュアル、かなりキテルでしょ。
それではパッケージを開けて、いただき申す。みたらし団子って串に刺した団子をタレにくぐらせた物が一般的ですが、たらし屋吾助のみたらしは団子というか白玉がタレに浸かってます。タレに沈む白玉、もはやつゆだくとかそういうレベルじゃない。
たっぷりとタレを付けてひとくちパクリ。
口の中に入れた瞬間、すんごい醤油の香り。とても香りのよい醤油をつかっているのか、グルメぶってカッコつけなくても自然に芳醇(ほうじゅん)という言葉が出て来るくらいに醤油がきいてる。その後にネットリ強めの甘さが来るんだけど、最後まで醤油の味が芯のように通っています。
そして白玉の弾力がね、もう今まで食べた事がないというほど強烈。白玉団子ってムニュッと腰砕けしたような柔らかさがあるけど、これは最後まで弾力を失わずにムッチリプリプリしています。さらにさらにキメの細かさというか、ツルンツルンの滑らかな白玉の質感。これはめっちゃ美味しい、白玉の常識が変わります。
このタレが旨い、白玉の食感も最高。
食べて納得、これはスゴイ
たらし屋吾助の「本みたらし」なんだけど、4個入りで400円(税別)なんですよ。普通にみたらし団子として考えたら、相当な割高感がありますよね。だって一個100円ですよコレ。けどね、高いか安いかというのは絶対ではなくて相対的な判断だから、その価格に見合う物であれば納得できるんです。
そこでこの商品、ハッキリ言ってコンビニのみたらし団子とは全くの別物。白玉の食感と、タップリひたひたで醤油の香りが素晴らしいタレ。納得の価格でした。売り切れ次第終了との事なので、早めの来店がおすすめ。
みたらし好きにはぜひ味わってもらいたい逸品、たまにはチョット良いものを食べたいですもんね。
「たらし屋吾助 舞鶴本店」
住所:福岡市中央区舞鶴2丁目2-6
営業時間:10:00から20:00
※この記事は私が訪れた時のものです、現状と異なる場合があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。
たらし屋吾助公式サイト⇒http://tarashiya-gosuke.com/
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