JR博多駅の駅ビル「JR博多シティアミュプラザ博多」の屋上は公園のような屋上庭園で、電車が見れるし、旧博多駅の柱などが展示されているミニ歴史展示スペースだったりもします。
「つばめの杜ひろば」は博多駅ビル屋上に広がる憩いの多目的スポットでした
やってきました博多駅の屋上広場「つばめの杜ひろば」、何度か来たことがあるんだけども見晴らしも良くて神社もあって、広々していていい場所ですよね。しかも電車を見ることが出来る鉄道展望スペースや、100年以上まえに建てられた旧博多駅の柱なんかもあるそうなんです。そんな博多駅ビル屋上にある魅力的な広場「つばめの杜ひろば」を、写真を多めに使ってチャチャッと紹介します。
博多駅の屋上庭園「つばめの杜ひろば」は、博多口側にある駅ビルJR博多シティ「アミュプラザ博多」屋上。ここは博多口のアミュプラザと阪急の間にある通路入り口。
駅ビルに入って、アミュプラザへ。
一番早いのは博多駅に入って、エレベーターを使う事なんですけどね。安川が訪れたのは冬のボーナス商戦に向けて人通りが増えている時期、エレベーターが込むので今回はエスカレーターで屋上まで上がります。
エスカレーターで最上階まで、このビルは10階建てで9・10階は「くうてん」というレストランフロアになっています。
10階から屋上へ続くエスカレーターがありました。
そのままエスカレーターで屋上へ、屋上庭園「つばめの杜ひろば」に到着。
出入り口のスグ前には物販コーナーがありました。
こちらが屋上庭園「つばめの杜ひろば」の地図。列車展望スペースに広場、展望テラス、鉄道神社などがあります。
ちょうど屋上に上がってきたところから、「つばめ電車」というミニ電車が出てるんです。線路は屋上庭園の広場の部分、約半分くらいを一周する感じ。
乗車は当然有料、営業時間も決められてるので事前にちゃんと確認が必要です。とりあず私が訪れたときは、乗車券200円。
運行時間は平日11時から18時、土日祝日が10時から18時になってました。とうぜん変更になるかもしれないので、事前にチェックしてください。
まずは展望デッキへ…福岡を含めて地方はとにかく空が広い!都会じゃ見られませんよ、こんな高さから遮るものなく360度、全天に広がる大空なんて。地球が丸いという事が実感できます。
博多港方面、真っ直ぐ伸びる大博通り。正面奥に博多湾、そして能古島まで見えています。博多駅周辺には高層ビルが無いためにとっても見晴らしが良い、最高の眺め。
天神方向へ、九州最大の繁華街が広がる天神。その手前には、九州最大の歓楽街、中洲があります。遠く福岡タワーも見えています。
展望デッキは屋上庭園から一段高い所に設置されているので、広場を上から見ることも出来ます。
展望デッキから降り、広場を迂回するように歩いて行きます。広場は親子連れでいつも賑わっています。写真に写っているメリーゴーランドは期間限定、平時はありません。
広場の外側の端を壁沿いに歩いて行くと、さらに奥へと続くスペースがありました。
壁の角を曲がると正面にガラス張りになった展望スペース、ここが列車展望スペースですね。
さすが鉄道駅の屋上、押さえるところはバシッと押さえています。ガラス越しではありますが、鉄道を楽しむスペースが用意してありました。
新幹線から在来線まで、博多駅に出入りする鉄道をバッチリ見る事が出来ます。
列車展望スペースから広場の方に戻ってくると、旧博多駅ホームで使用されていた支柱がありました。
旧博多駅は現在の祇園や御供所町の近くにありました。写真を見る限りとてもモダンで美しい駅、東京は古い駅舎を今も残していますが地方はどんどん壊すんですよ。なんでなんでしょうね、ヨーロッパでも大きな駅は古い駅舎が残っていたりします。なんでも壊して立て直す、日本の文化なんでしょうけども、なんとも寂しい限り。福岡だと門司の駅舎がとても素敵ですよね。
将来の人たちにそんな寂しい思いをさせないためにも、今残っているレトロな昭和の建物などを未来に残していきたいと思うのですが…難しいんでしょうね。
ここに残されている3本の支柱は、明治39年から工事を始め明治42年に完成した博多駅の二代目駅舎、1番ホームの支柱だそうです。昭和38年、ココに博多駅が移転したために解体されたものを、住吉神社で保管していました。
100年以上前、旧博多駅の歴史を伝える柱と、その後ろにある鳥居から続く鉄道神社の参道。
柱のちょうど屋根を受ける部分には、見事な装飾が施されていました。
そして鉄道神社。この神社は同じ博多区内にある住吉神社、筑前一宮から分祀された由緒正しき神社。
鳥居をくぐって参道を歩いていくと、ビルの屋上に田畑があります。JR博多シティは10階建てなんで、その上にある屋上の神社参道なんですが…雑草生えてる。すごいですね。
まぁアレですね、鳥も飛べば風に乗ったりもするということですね。ほんと雑草はどこにでも生える、逞しいですね。
こちらに流れる小川には、ホタルやメダカが生息しています。
小川を覗いてみると「めだか」が一匹、元気に泳いでいました。
本殿の祠の前は、このように神秘的なサークルになっています。
サークルの中心には不思議な雰囲気のモニュメント、恐らく九州は一つみたいな繋がりをイメージしているのでしょう。
サークルの脇にあった、鎌倉時代頃といわれる博多の街図。随分内陸部まで海だったことがわかります、今の天神近辺は完全に海の底だったんですね。
そして鉄道神社、せっかくなのでお参りしていきましょう。住吉神社から分祀された住吉三神を祭る神社、ご利益は海上安全、漁業・海運・貿易・造船などの業種守護、陸上交通・航空安全、開運招福。
交通安全の神様ですから、まさにJR駅にピッタリの神様。
さて、神社の参拝も終えて、帰宅のために戻り始めましょうか。屋上出入り口の近くには「くろちゃんひろば」という、子供を遊ばせるスペースがありました。
夏にはプールが出されてたりして、小さな子供と遊ぶのに最適。
このように椅子テーブルが設置されたスペースもあるので、ショッピングや電車の長旅、仕事疲れなどで野外に出て寛ぎたい時などに最適。
とりあえずね、博多へ行ったらここは行っとけ!的なスポットですよ駅の屋上庭園は。見晴らしもいいし、時間をつぶす休憩スペースとしても最適。子連れで買い物で子供がぐずっても、ここで少し遊ばせると機嫌を治すんじゃないでしょうか。
鉄道が見れたり、旧博多駅の柱があったり、ケッコウ見どころもあります。迷ったらとりあえず高い所に登っておけ、ここは間違いない。
「つばめの杜ひろば」
場所:JR博多シティアミュプラザ博多屋上
入場時間:10:00から23:00
※この記事は私が訪れた時のものです、現況と異なる可能性があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。
つばめの杜ひろば公式⇒https://www.jrhakatacity.com/tsubame/
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