2018年3月17日から同年5月13日まで六本松にある福岡市科学館で開催されている特別展「恐竜 DINOSAUR」に行ってきました。
このイベントは終了しました。
特別展「恐竜DINOSAUR」〜よみがえる恐竜のすがた〜
このサイト、ハカテンはトレンドブログではないので、最新情報を追いかけまわして掲載することを主な目的としていないために、あまりイベント情報などを掲載することはないのですけれども、毎週のようにどこかでイベントが開催されているというのも福岡の魅力であるのも事実。なので個人的に興味を持ったイベントにはこうやって出かけてみたりするわけでありまして、行ったからにはこの体験を共有してみたくなるのがブロガーの性。しょせん非正規労働者である人生負け組のオッサンが個人でやってるブログですから、気の向くまま好きな事を発信していきます。
ということで福岡市科学館で初めて開催されたという恐竜展に行ってきたので、さっそくレビュー記事を書いてみようと思います。
六本松の駅からスグ!福岡市科学館
地下鉄七隈線、六本松駅のエントランス
六本松駅の3番出口から地上に出ると、目の前にある福岡市科学館の入り口
イベント会場である福岡市科学館へは、福岡天神にある市営地下鉄天神南駅から地下鉄の七隈線で行くのが分かりやすい。六本松駅の3番出口から地上に出ると、すぐ目の前に福岡市科学館入口と書かれたエスカレーター。この建物は商業施設と科学館が一体になった建物で、1階にはオシャレなスーパーなどのテナントがあり、2階に蔦屋書店、3階からが福岡市科学館になっています。
福岡市科学館、3階の様子
エスカレーターに身を任せ、そのまま3階の福岡市科学館へ。中に入ってスグ目の前に広がっている展示スペースは、連携スクエアという地元企業や福岡の大学などと提携している企業の展示スペース。様々な先端技術などの紹介がされていて、特別展の会場もこのフロアにあります。まずは入場券を購入するためにチケット売場へ。
大人一人、一般当日券を購入
特別展恐竜の会場入り口
平日だからすいてるものの、土日は凄い人なんだろうね。子供たちが走り回る姿が目に浮かぶ…などと考えながら一般の当日入場券を1200円で購入。けっこういい値段しますね、前売りチケットや30名以上の団体だと1000円になるようなので、前売りチケットを購入しておくのが良いかもしれない。
ちなみに高校生は900円、4歳以上の子供が700円。それぞれ前売りや30名以上の団体だと200円の割引があるようです(公式サイト参照)。
ティラノサウルスの頭骨標本
床に描かれた恐竜の足跡を追いながら、会場入口でチケットを提示。会場の中に入ると最初に出迎えてくれたのはティラノサウルスの頭骨、とにかく歯並びがヤバい。恐竜は歯が命なんだろうけども、いかついねこれ…
骨格標本や復元模型、ビジュアル重視の展示
人気のトリケラトプスを始め、さまざまな角竜の頭骨。各種の名前と解説付き。
ぺちゃんこにプレスされたような恐竜の化石
復元された模型と一緒に展示するとこうなります。どこがどうなってんだ??
さらに生きていた時の姿を描いた想像図で、恐竜のリアルな姿を感じることが出来る。
アニメーションCGで恐竜の動きを再現、このトゲトゲで肉食恐竜をどついていました。メッチャ痛そう…
入口から入るとドーンと高い天井、開けた展示スペースに骨格標本や絵、そして模型が飾られています。それぞれに解説が書かれていて、ビジュアルでイメージしながら理解を深めていくという展示。子供たちは模型に夢中、やっぱ見た目が大事なんですよね、何事も…人は見た目じゃない!なんて慰めは要らないよ、ダサくてもオジサンは生きていかねばならないのですから。
トリケラトプスの全身骨格
皮膚の化石まであるんですね。
実物大の全身骨格は大迫力。ほとんどの展示は触ることが出来ませんが、一部に触れることが出来る展示もあります。とくに恐竜の皮膚は是非とも触って貰いたい、こんなゴツゴツした表面だったんだと、更に恐竜を身近にイメージできます。
化石の発掘から全身骨格が出来るまでを写真で解説
恐竜の声の復元なんかも行われているそうです。
会場では発掘された化石から全身骨格として組み立てるまでの様子を紹介するパネルやムービーが流れていたり、恐竜の声を復元する取り組みの紹介があったりと、恐竜研究の様子を紹介する展示もあり見るだけでなく知的好奇心が刺激される内容。
この展示をきっかけに福岡から恐竜博士が誕生するかもしれませんね。
恐竜の傷跡と、骨格展示と…ロ、ロボット??
実物大の骨格と模型
他にも恐竜の大きさを実感できる実物大の全身骨格が展示されていて、コンカベナートルは実物大の模型も展示されていました。このコンカベナートル(コンカヴェナトル・コルコヴァトゥス)は2009年にスペインで発見された新種とされている恐竜で、背中にコブのような出っ張りがある事で有名。このコブの部分がどういう役割をしていたのかについては、ハッキリしたことは分からないようです。さらに羽毛があったのではないかとも言われています。
ステゴサウルスとアロサウルスの全身骨格
アロサウルスの骨格標本には傷跡があるそうです
傷跡部分のアップ
展示されているのは骨格の標本ですが、標本のもととなった化石には傷跡があったそうです。標本でも傷跡がそのまま残されていて、外部からの衝撃で4cmほどの穴が開き、周囲が盛り上がって傷が治った跡と考えられています。
このアロサウルスに何があったのか、こういう展示があると恐竜の存在をリアルに感じることができます。
はらぺこ恐竜ブラキオサウルスというロボットの案内板
壁から飛び出す恐竜ロボット、このビジュアルはどうなんだろ…
読み物というか解説パネルを見たり、実物大の骨格標本を楽しみながら展示の見学を終え、最後の目玉的に出てきたのがこの恐竜ロボット。子供に餌やり体験をという事なんだけれども、この見た目は正直…怖いよね。
案の定、泣き出す子供が続出。草食恐竜だから怖くないよなどとスタッフと親になだめられながら、必死で恐竜に挑んでいく姿に感動すら覚える光景。一人や二人じゃないからね、小さな子供はマジでびびってました。そもそも壁を突き破って出て来る恐竜って、まるで襲い掛かって来たように見えますよね。なんでこうなったんだろう。
九州の化石事情と感想
九州における恐竜化石事情が書かれたパネル
福井県で発見された恐竜の化石、日本で初めて全身骨格が復元された恐竜。全ての部分が見つかっているわけじゃありません。
恐竜の化石と言えば海外のものが有名なんだけれども、日本でも少しずつ発見されています。九州でも大型恐竜の歯などが見つかっているようなので、この展示を見た子供たちが、いつの日か「大発見!」なんて事になったら素敵ですよね。筆者も子供の頃はよく山の造成工事やトンネル工事の現場に忍び込んだりして、化石収集に励んだものです。木や葉っぱの化石が山ほど家にあって、よく母から捨てろと怒られてました。今おなじ事をやったら大問題になりそうだけど、昔は社会がおおらかでしたからね、なんでこんなにギスギスした社会になってしまったんだろう。
とにもかくにも福岡市科学館の恐竜展、規模は小さいけれども楽しめる展示でした。恐竜の実物大骨格標本や、絵、CG、復元模型などを使い恐竜の姿を想像しながら楽しめる企画展、男の子は喜ぶでしょうね。
今回の特別展にあわせて出店している恐竜のグッズショップ
恐竜グッズが所狭しと並べられたグッズショップも出店しているので、週末のお出かけで子供を遊ばせるにはおススメじゃないでしょうか。
「特別展「恐竜 DINOSAUR」〜よみがえる恐竜のすがた〜」
会場:福岡市中央区六本松 4-2-1 福岡市科学館3F企画展示室
開館時間:9:30から18:00(入場は17:30まで)
休館日:火曜日(ただし3月27日、4月3日、5月1日は開館。)
※この記事は私が訪れた時のものです、最新情報、詳細などについてはご自身で確認することをおすすめします。
福岡市科学館公式サイト⇒https://www.fukuokacity-kagakukan.jp/
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