とってもオシャレな金魚展、アートなんて何も分からない人でも美しい演出で楽しめるから安心です。
このイベントは終了しました。
2018年のアートアクアリウム展は博多からスタート
アクアリウムっていいですよね、見ているだけでも癒されます。大きな水槽の中に水草やサンゴ礁なんかを育成して、魚だけでなく自然を取り入れた箱庭のような世界を創り出す。中でも筆者の好みとして流木と水草、その中で泳ぐ日本の淡水魚…なんてシチュエーションに萌えるんですけども、そんなアクアリウムと現代的なアートを融合させ、金魚を観賞しようというイベントが最近人気のようです。
福岡でアートアクアリウムが開催されるのは3回目、実際に見るのは初めて。今まではアートとか流行りものとかイベントとか、そういう催しに対する興味が薄いというか足を運ぶ気にならなかったんだけれども、今日はJR博多シティの飲食フロア「くうてん」でご飯を食べて、通路を歩いていると目の前に会場を発見。入場料がチョット高いと感じたので迷ったんですけども、入口で呼び込みしてるスタッフの頑張りに誘われ、見学してきました。
入場料1000円に少し躊躇ったけど…
JR博多シティ9階にあるアートアクアリウム展2018、会場の入り口。
博多駅ビルのレストランフロア「くうてん」で美味しいランチを食べて、次はどこへ行こうかと考えながら歩いていると偶然見つけたアートアクアリウム展の会場。ツイッターで流れてきていたけれど、殆ど気に留めていませんでした。だけどね、会場入り口を見た瞬間に「あ、今日からだったんだ」と、とりあえず足を止めてしまうのはブロガーの悲しい性。
入口に掲示されているアートアクアリウム展2018年のポスター。確かに綺麗だよね、綺麗なんだけども…迷いが少し。
とりあえずイベントの概要を見てみようとポスターへ、すごく魅力的な写真が使われていて綺麗なんですよ。これはやはり行っておくべきかと思い、入場料を見ると「当日1000円」と書いてあるじゃないですか。1000円かぁ…貧乏人にはなかなか勇気のいる金額。1000円あればお土産買ってレビュー書けるよな…などと考えながら迷っていたんだけども、呼び込みの人が頑張っていたのでその頑張りに敬意を表して見に行く事を決意。
20年近く営業の仕事に携わっていると、スタッフの頑張りに弱いんです。
JR九州ホールと書いてあったけど、入ったのは初めて。もの珍しそうにキョロキョロしながらチケット売り場へ。
天気はイマイチだけど、窓の外の眺めは抜群ですよ。ここから街を眺めてボーっとしてみたい。
購入したチケットを提示して、入場口へと進んでいきます。奥はショップになってるので、出口はアッチにあるのかなぁなどと考えながら歩いて行きます。
この日は初日だったからなのか、それとも平日だったからなのか、累計800万人が訪れたという人気の催しでもスムーズに入場することが出来ました。昼と夜とで少し内容が変わるようなことが書かれていましたけど、夜にはDJパフォーマンスというのがあるそうです。
金魚、光と闇、水、幻想的な空間
いよいよ会場の中へ、光と闇のコントラスト。美しい水の揺らめきと、中で息づく金魚という生命体。
闇の中で光に照らし出された水槽がすごく綺麗、水がレンズの役割をして中の金魚の存在感を大きく増幅しています。
全体が和の雰囲気で統一されていて、モダンな演出がされています。ここには九谷焼きが使われた水槽がありました。
明暗の使い方がとても美しいですよね、焼き物の白に映える鮮やかな金魚。
会場の入り口は完全に闇、光を遮って真っ暗な空間。そこにライトアップされた水槽が置かれていて、闇の中に浮かび上がるような演出、中には様々な金魚が泳いでいます。とにかく光に映し出される水、水槽が美しいんです。通路のようになっている入り口部分、照明はなく明かりは美しい水槽と中を泳ぐ金魚たち。綺麗ですねぇ。
入口通路を抜けると、ドーンと目の前に広がる光に照らし出された水槽と、中を泳ぐ金魚たち。
通路を進んでホールに出ると、視界を埋め尽くす美しい水槽の数々。暗闇の中で色とりどりの光に照らし出された水槽と、無数の美しい金魚たち。この光景は圧巻、1000円払う価値ありますよ。童心に帰ったような、ワクワクが止まらない状態。最初の迷いは何だったのか…てか、これだけ大掛かりにやって入場料1000円でやっていけるのかよ。と、心配になるほど。
こんな綺麗なアクアリウムは生まれて初めて。これがアートなのか、言葉にするのが難しい。
同じ水槽でも光の色が変わると全く違ったイメージになる、水と光のファンタジーですね。
更に奥へと入ってみました。
大きな水槽を超えて中へと入っていくと、一番奥に神社を思わせるようなセットが組まれ段々に置かれた水槽。神々しさも感じるほど、祭壇のような神秘的な空間。
一番奥まで行き、入ってきた方向を撮影。
会場の一番高い所に上り入ってきた方向を見てみると、中央に置かれた大きな水槽の存在感が凄い。超花魁と名前が付けられているそうなんですけど、中の金魚の数もハンパないですよ。
アートアクアリウム展2018水槽の種類と見どころ紹介
アートだけに一つ一つの水槽について説明がされていました。
会場内にある水槽はちゃんとアート作品として名前が付けられていて、会場内に解説するボードがありました。見どころをピックアップしながら紹介していきましょう。
超花魁、金魚品評
「超花魁」圧倒的な存在感と超迫力、そして水槽を埋め尽くす金魚たち。
この真ん中の水槽に何匹の金魚が泳いでいるのか、数えることが出来たら超人ですよマジで。見る者を圧倒する存在感、会場で一番大きな水槽じゃないでしょうか。
九谷金魚品評、手毬リウム
リフレクトリウムとアンドンリウム
会場内の段に設置されたアンドンリウム
アンドンリウムは会場内の足元を照らす明かりになっていて、神秘的な光景を生み出すと同時にどこか懐かしい、哀愁を誘うような優しい美しさを持っています。
プリズリウムNO.18、パロットファイヤーシグリット
プリズリウム、華魚繚乱
アンドリウムに照らし出される華魚繚乱
階段状に組まれたセットに並べられた大きな華魚繚乱、水面が覆われずに見えているため自然な水の美しさと中を泳ぐ金魚を見ることが出来ます。ひな壇上に設置されていて、まるで会場を流れる川のよう。水面に映る光がとても綺麗で癒されます。
花魁、ギヤマンリウム
会場の最奥中央に設置されている花魁
スーパー花魁と比べると小ぶりで丸みを帯びたデザイン、柔らかい女性らしさと中を泳ぐ金魚たちの美しさが際立ちます。
床掛け金魚飾り、ボンボリウム
会場の奥、段になったセットの最上段に並ぶアートアクアリウム。
祭壇のように並べられたアートアクアリウムの数々、中央に花魁が置かれボンボリウムやプリズリウムなどが並んでいます。光の色が変わるごとに違った美しさを見せてくれる美の祭壇、とても幻想的で迫力がある展示です。
キリコリウム、パラドックスリウム
狭い通路に配置されたキリコリウム
天井には天の川のように光源が配置され、切子細工のような美しいアートアクアリウムが設置されています。江戸切子を用いて制作されているそうです。
タマテリウム
金箔押しの豪華なタマテリウム
アクリルの水槽に金沢の緊迫で模様を施したという豪華なアートアクアリウム、中で泳いでいる金魚も金色。大きな金魚が泳ぐとまるで動く模様のようになって、とっても綺麗です。
アートや金魚に興味があろうがなかろうが、綺麗なものはキレイ。やっぱ芸術に言葉はいらないんですねぇ。
見て正解!期間限定なのが寂しいね
様々なオリジナルグッズが売られているショップコーナー。
入口から会場に入り、出口から出るとやはり目の前はショップでした。予想通りなんだけども、けっこういろんなオリジナルグッズが販売されています。お酒が飲めそうなカウンターもありましたが、あれはナイトアクアリウム用でしょうか。
見学を終えて思ったのは、1000円を払ってでも見てよかった、大満足。最初はかなり「やめとこう感」が強かったんですよね、ほんと呼び込みの人がいてくれてよかった。あの頑張る姿が無かったら入ってなかったかもしれない。アートと言われると見て終わりみたいに感じるけども、見ていてかなり楽しめる展示でした。金魚の動きや照明の色などで様々に姿を変えていく作品たち、普段じゃ見ることが無いような非日常の世界がありました。
期間限定の展示というのは残念、常設であればたまにボーっとしに行けるのに。まだ見たことが無い人がいたら、ぜひ見に行ってもらいたいですね。筆者はやってませんがインスタグラムにも最適、とても写真映えする展示です。
「アートアクアリウム展 2018 ~博多・金魚の祭~ &ナイトアクアリウム」
会期:2018年3月16日から5月16日/会期中無休
開催時間:平日10:00から21:00、金・土・祝日前10:00から22:00
※アートアクアリウム:10:00から18:00
※ナイトアクアリウム:18:00から上記各曜日の終了時間まで
会場:JR博多シティ9階 JR九州ホール
※この記事は私が訪れた時のものです、最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。
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