福岡天神は九州最大の繁華街だけあって、地方のアンテナショップが出店しています。おかげで福岡に居ながら各地の特産品などを買うことが出来るのです。利用しない手はないでしょう。
「八女本舗」福岡県八女市のアンテナショップが天神にあった。
八女市は福岡県の南部、熊本の県境にある市。九州では知らない人はいないくらいの茶の産地で、八女茶といえば飲んだことはなくても聞いたことはあるというブランド茶。そんな八女市のアンテナショップが天神南地区、地下鉄天神南駅すぐ近くの渡辺通りにあると聞いたので行ってきました。
八女本舗を訪ねようと天神地下街を歩いてきました。ここは天神地下街の南端、そう、南の一番端っこ。ここから左前方の階段へと進んでいきます。
広々とした空間ですね、天神の地下街はとても綺麗なんです。贅沢に空間を使っていて、広々としていますね。
天神地下街「東12C」の出口から外に出ると、目の前に八女本舗があります。
お茶をイメージしているのでしょうか、濃緑の看板。八女本舗と書いていありますね。
店に入ると新鮮な野菜や果物が並べられていて、まるで道の駅や田舎の直売所のような品ぞろえ。八女から毎日運んでるんでしょうか、大変ですよね。
安川がお邪魔したのは11月、とても美味しそうな柿が売られています。
こちらはみかん、もうすぐ炬燵みかんの季節ですもんね。
ずらりと並べられた新鮮野菜、市場を通さない直売所は季節によって出せる野菜が限られるんです。地元の農家が栽培する野菜しか手に入りませんから、旬の野菜が順番に並んでいきます。
もう少ししたら白菜が安く並び始めるんでしょうけど、この時期は葉物が少なくなっていきますよね。トマトなんかは水耕栽培が増えてきているので年中あるんだけど。スーパーでは凄い値段になるけども、直売所なら少しは安く買える。野菜売り場を見て季節を感じる事が出来るのも直売所ならでは。
回りの棚には特産品がずらり、八女と言えば八女茶、お茶は外せませんね。
「へ~そうだったのか」となる事うけあい、お茶の種類と特徴が書かれた一覧表がありました。安川はほうじ茶が好きなんだけども、説明を読んでみると「茶葉を強火で炒って香ばしくしたお茶です。カフェインが少ないため優しい味わいで、子供も安心して飲めます」とのこと。
好みが定まってない人は、まずはコレを読んで好みに合いそうなお茶を選んでみるのもいいかもしれません。
少し前ですか、凄く話題になりましたよね乾燥野菜。味噌汁やスープに入れるだけ、手軽に使えるので家にあると重宝するんですよ。
これもむかし流行ったご当地レトルトカレー。どっかで流行ると、みんな横並びで真似するのが地方の悪い所。オリジナリティを出すって、みんなでやったら良さが消えちゃうじゃん。
そまりあんカレーってのは良くわかんないけど、イノシシカレーはどこにでもある。イノシシは焼き肉にしたり、すき焼きにすると美味しいんだよね。スペアリブも絶品。安川の地元では冬になると家族で「ぼたん鍋」を食べに行ってました、ぼたん鍋の専門店も国道沿いに沢山あったし、ちょっと山奥の京都方面に行くとイノブタも飼育されてたし、日常からイノシシ肉は「ぼたん肉」と言ってよく食べたんだけども、九州の人はあまり食べないですよね、美味しいのに。
大衆に根付いてないからジビエとか横文字使って高級料理みたいになって、とっつきにくいのかもしれない。「ぼたん肉」でイイじゃん、と思うんだけど。
さすが八女、出汁にもお茶入れますか…すんごく興味あるけど、この値段はチョット貧乏人には手が出ない。
おっ!こんにゃくがありますよ、赤い恋人は置いといて、田舎コンニャクは美味しいんですよ。安川も知り合いの農家が自家製コンニャクを作って直売所に出してる人がいて、その人から買ってたんだけども、ザラザラしていて味が良くしみ込むの。アレ食べるとスーパーのコンニャクなんて味気なくて食べられない、ほんと煮物に入れると美味しいんですよ。
手作りのかりんとう、美味しそうだですねぇ。
味噌は作り易いのか日本各地で地方の農協がごぞって作ってますよね。美味しいんだけどね、ただ、あまりにも多すぎて、ご当地味噌が。
田舎のお漬物、美味しいですよね。しかも安い!こういう直売所は生産者の名前が入ってるので、自分好みの生産者を見つけるのも楽しいですよ。
直売所で売ってる農家が作るラッキョウ漬けは美味しいんです。
さわがにを潰して漬けたものでしょうか、どんな味がするのか。田舎の珍味、うま味は強そう。
田舎のスイーツもありました。ぼたもち、美味しそうだなぁ。
そして干し柿。昔ながらの優しい田舎の甘味、最近では食べたことが無い人も多いんじゃないでしょうか。
そして福岡県産キウイ。キウイを作っている地方も増えてますよね、レモンなんかも作られていたりするんです。スーパーでは手に入りにくかったりするけども、直売所に行けば季節ごとにフルーツが沢山出てきます。
壁にはこんな八女の風景を映した写真が飾られていました。奥に写っている家、クド造りの家ですよね。すごいな、現役でまた使われてる。安川は古い建物が好きで、けっこう山間部で公開されていたりすると見に行くんです。古民家はほんと面白いですよ、生活の知恵がたくさん詰まっています。
これからはどんどん人が減って、こういう田舎に残る古い家が無くなっていくんでしょうね。寂しいですけどそれが自然の営み、人もまた自然の一部ですから。人が住まなくなった里は、山へと帰っていくのです。
店内を一通り見学して、出ようと思うと入り口脇に八女市の観光情報コーナーがありました。八女の特産品に触れて興味を持ったらぜひ訪れてもらいたいですね。
このサイトでも「博多・天神から日帰り旅行」という特集記事を連載していきたいと考えているんです、今は地域内の情報をストックしていく段階で、ほんと先の話になると思うけど。
という事で、田舎の優しくて美味しいグルメを味わってみたい!と思ったら、現地の道の駅まで行かなくても天神で買う事が出来ます。興味を持ったら八女本舗へ。便利な時代になりましたね。
「八女本舗」
住所:福岡市中央区渡辺通5丁目23-8
営業時間: 10:00から18:30
店休日:日曜日、年末年始
八女市公式サイト(八女本舗ページ)⇒http://www.city.yame.fukuoka.jp/kanko/4/1/1457320369237.html
※この記事は私が訪れた時のものです、商品や営業時間など内容が変わっている可能性があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。
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