大分県の国東半島にある自治体、豊後高田市、国東市、杵築市、姫島村、合同のアンテナショップが福岡天神にありました。
「クワトロヨッチ」天神にあるカフェをメインにした大分国東半島のアンテナショップ
大分は別府に転勤で1年ほど住んだことがあるんだけれども、温泉と大分市内にある都町という歓楽街が面白かったという印象くらいしかないなぁ。というくらいにマイナーな県なんだけれども、最近は観光に力を入れていてCMだけはよく見かけるようになった。今回紹介するクワトロヨッチはそんなマイナーな大分の、さらにマイナーな国東(くにさき)半島が天神に出店しているアンテナショップ。
国東半島ってどこだよ?という人の為に、国土地理院の地図を借りてきました。九州の北東部に突き出した半島で、大分空港があります。そうそう安川が生まれて初めてホバークラフトに乗っ場所だココ、思い出した。
熊本や長崎方面は観光で行くこともありそうだけれども、こっち方向は普通の人だとまず行くことがなさそうな場所なんですよね、だからこそ直接行かなくても国東の特産品が購入出来たり、グルメを味わえるお店が身近にあるというのは有難いこと、貴重なお店です。
場所は昭和通り沿い、少し博多方面に行ったところ。上の写真はクワトロヨッチの前から天神橋口交差点(昭和通りと渡辺通りの交差点)方向を撮影したもの。右に中央郵便局が見えています。
昭和通りを渡って向かい側にある立派な建物は日本銀行福岡支店。
天神の中心から少し北東にずれてるんだけれども、ビルの名前は福岡中央ビル。その一階に「クワトロヨッチ」があります。看板にもバッチリ「国東半島」の文字が書いてあるんだけれども、なんというか字が目立たなくて薄いので視認性がかなり悪い。パッと見ただけじゃ何の店か分かりませんでした。
店頭に飾られていたメニュー。ピザやパスタもあるのでランチでも使えそう、イタリアンジェラートが今回のお目当て。
お店の中に入るとドーンと特産品販売コーナーがあり、その奥にテーブルとカウンター席が用意されていました。
そして安川がココへ来る理由となったイタリアンジェラート。なんでもメッチャ美味しいらしいのよ、ここのジェラート。
こちらがジェラートメニュー。けっこう種類があるんだけれども、国東半島の産物をベースにしたジェラートが美味しそう。どれを注文しようかと迷っていたら、普通のジェラートじゃなくてゼリーの上にジェラートをのせたパフェがあるとのことで、そっちを注文することに。
3種類ジェラートを選んでくださいと言われたので、絶対に外せないバニラを熊本阿蘇のアソというバニラジェラート、そして国東半島のなつみオレンジ、最後はルドルフといかいう神聖ローマ帝国っぽいチョコがあったのでその3点で注文。
そして出来上がったのがコチラ。
ゼリーはコーヒーと杵築紅茶の2種が用意されていたので、杵築紅茶を選択。コーヒーなんて海外産だもんね、せっかく地方のアンテナショップに来てるんだからご当地食材を選ぶでしょ。国産紅茶は独特の香りがあって美味しいと人気だし。
紅茶ゼリーにホイップのせて、そのうえに3種のジェラートとケーキ。シンプルだけど美味しそうなパフェです。
それではまず、上にのってるケーキから。密度の濃いスポンジで、シットリした食感。そして…
めっちゃうめぇッ!
いやいやいや、このケーキほんと美味しい。とにかく味が濃厚、めっちゃ濃厚で、シットリ重量感があってバターの風味も最高。これ美味しいね、お土産で買って帰ろうと真剣に思うほど美味しい。
続いてバニラ、安川はバニラが大好物。ここ最近のバニラは本当に美味しいのが多いよね、阿蘇産だけあって濃厚バニラ。安定のおいしさ。
こうやってケーキに塗って食べてみると…と思ったら、ケーキがバニラの味を打ち消すぐらいに濃厚。やっぱこのケーキまじでウメぇでございますよ。
そしてなつみオレンジなんだけども、これがまた、自然な感じですんごく美味しい。よくあるオレンジジュースをジェラートにしたような尖ったエッジの効いた強いオレンジじゃなくて、本物のオレンジ果汁の柔らかい味を凝縮したような美味しさ。柔らかくて優しくて、シッカリした味わい。これも美味しいね、ほんと自然なオレンジ。
そしてチョコジェラートのルドルフ2世。これまた濃厚な味、旨いねこのチョコ。神聖ローマ帝国皇帝の名前を冠したジェラート、名前に負けない濃厚チョコ。ビターな感じがこれまたよくて、安川好みの味。
下から出てきたゼリーもとっても香りが良くて、爽やかな紅茶味。ちょっぴりフルーティーな感じもして、上品な味です。全体としてとても完成度の高いゼリーパフェ、やっぱ地方のアンテナショップで出す商品だけに気合入ってますね。
カウンターには電源コンセントがあるのでスマホ充電やノートPCも使えます。またLINEで登録すればお店の最新情報を得られるみたいですね、安川はラインなんて使ってないけど。使わないのかと聞かれるんだけども、そもそも人と繋がるのが面倒くさいのに、こんな個人間でやりとりするアプリなんて使うはずがないでしょ。
さて、パフェを食べ終わって、それけじゃもったいないので特産品を見て回りましょうか。
物産品が並ぶカウンターへ行くと、最初に目についたのがコレ「ケベス漬」という漬物。なんじゃこりゃ?と思って調べてみると、もろみで漬けた漬物なんですね。
古くから勇壮な火祭りで知られる地元の岩倉八幡「ケベス祭」。その祭典にちなんで名付けられたのがケベス漬。素朴な自然のなかで採取した、町自慢の大根や人参、摘果メロン、くきわかめをもろみで漬け込んだ味わい深い一品。地域の婦人部4人だけで作っているというから驚き。
JAくにさき食品加工場
地元農家が農協の加工場で作っている漬物なんですね、おまけに錦糸瓜とか、超マイナーな瓜使ってますよ。錦糸瓜、しってます?安川は以前、農家から直接野菜を買い付けて販売する直売所をやっていたので良く食べましたけど、スーパーや普通の八百屋じゃまずお目にかかりませんよね。通称はそうめんカボチャとか呼ばれてる、細い麺みたいに実がほぐれていく瓜なんですよ。もともと酢で味付けして食べますからね、漬物にしたら美味しいだろうね。
金糸瓜(きんしうり):http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/kinshiuri.htm
こちらは生蕎麦、美味しそうですね。地方の山間部では美味しい蕎麦が作られたりしているんですけど、なかなか地元に行かないと食べられなかったりします。
田舎で作られる産直の柚子胡椒は香りが全然違います、柚子農家が自家製で作って道の駅に出品してるヤツを仕入れて売ってましたけど、ほんと香りが良くて抜群に美味しいですよ。田舎グルメは大手メーカーの大量生産品とちがって、素材の味が生きています。地味に置いてある「かぼすこ」も気になる。これアレですよね、ゆずを使ったタバスコ「ゆずすこ」のかぼすバージョン。
最近は様々な植物油が売られているけど、菜の花とひまわりの油がありました。
自然派ドレッシングや中華タレ。
壁にも棚が作られ、特産品や工芸品が陳列されていました。
特産品も興味深い商品が沢山並んでいたので、さすがにこの記事で全部紹介することは出来ません。ぜひ直接見に行ってもらいたいですよね、アンテナショップが無ければ一生お目にかかる事が無いかもしれない商品がずらりと並んでいるんですから。
そしてアンテナショップといえば観光情報も発信しているわけで、自由に持ち帰れるチラシなどが設置されています。
映画のロケ地にもなった大分豊後高田市。そういえば昭和の町で有名な場所じゃなかったでしたっけ、行ったことないけど。
中を開いてみると、ロケ地の地図が載っていました。安川は古い町並みなんかが大好きで、このサイトでも博多や天神の昭和レトロっぽい場所を何カ所か紹介しているくらい。豊後高田の昭和の町には行ってみたいんだけれども、今は貧乏だからね、旅行なんてとてもとても…日帰りで行ける距離なら考えるんだけど。
それでも一度は行ってみたい場所、もっとお金を稼いでいつの日か訪れてみたい。その時は旅レポ書きますんで、いつになるか分からないけどね。
豊後高田市公式サイト→http://www.city.bungotakada.oita.jp/
戦国の名将「黒田官兵衛」の兜をかたどった盃が販売されていました。これはアレですか、大河ドラマの影響ですか。
うわぁ、こんなの見ると本当に行きたくなる。国東半島を紹介するVTRが流れていて、もうね、田舎の良さが全開で発信されているんですよ。安川は田舎が大好きなので、見てるだけで行きたくなる。今は貧乏だから無理だけど…
ということで国東半島の魅力がギッシリ詰まったアンテナショップ「クワトロヨッチ」なんですけど、天神にありますからね、気軽に田舎を感じる事が出来るおススメスポット。
国東(くにさき)じゃなくて、国後(くなしり)半島だとこの記事を書くまで勘違いしていたことはナイショ…と、とにかく良い所ですよ、えぇ、ち、近くに行ったらぜひ立ち寄ってみてください。
「クワトロヨッチ」
住所:福岡市中央区天神1丁目13-25
営業時間:11:00~19:00
定休日:年末年始
※この記事は私が訪問した時のものです、現況と異なる場合がありますのでご自身で確認することをおすすめします。
クワトロヨッチ公式サイト⇒http://www.quattro-yocchi.com/
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