「福岡アジア美術館」無料で読める本が満載!開放的なカフェとアジアンアート

福岡アジア美術館が新しくなったと聞いたので、さっそく行ってきました。

「福岡アジア美術館」中洲川端駅スグの好立地

なんだか最近「アジア」という言葉を聞くと、何とも胡散臭い香ばしさが漂っている気がして好きではないんですけども、元来「アジア」という言葉は地域を指す言葉で深い意味はないんですよね。恐らくこうなってしまったのは、日本国内のカルト的な思想を持った活動家の影響があるのではないかと思う今日この頃。やたらとアジアを連呼する人たちがいるじゃないですか。なので福岡市のアジア美術館もわざわざアジアにしなくても良かったんじゃないかと、国際現代美術館とかにしておけばよかったんじゃないかと、そもそもアートに国や地域が関係あるのかと、首を傾げたくなるのです。

それでも施設自体は立派にできている魅力的な場所でありまして、ぜひ多くの人に利用してもらいたいんですよね。

アートに縁がなくても良いものはイイ

アジア美術館1
福岡アジア美術館が入居するリバレイン博多

福岡アジア美術館があるのはリバレイン博多という商業施設、市営地下鉄中洲川端駅の川端方面出口と地下で直結している立派な建物。1階まで上がってくると、川端商店街からちょうど道路を渡って筋向い。隣には博多座がありまして、文化の香りが漂う知的な場所。

アジア美術館2
福岡アジア美術館1階エントランスの壁画

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よく見ると福岡タワーと飾り山笠がありました。

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ここには博多ラーメンと明太子。博多の名物がさりげなく隠れています。

アジア美術館5
壁画の作者は北京在住のブー・ホァさん。

建物の中に入るとまず目を引くのがエントランスに描かれた巨大な壁画。多くの色を使って細かく描かれた鮮やかな絵、非常にインパクトがあります。よく見ると博多の名物など福岡にちなんだ絵も描かれていました。

原画は北京在住のブー・ホァさん。デジタルアーティストとして人気を博しているそうです。他にどんな作品があるのか探してみようと「ブーホァ」でググってみましたが、アジア美術館関連の情報しかヒットしませんでした。残念…

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福岡アジア美術館直通のエレベーター

福岡アジア美術館はリバレインの7、8階。壁画の前には1階エントランスから美術館への直通エレベーターが設置されています。よく見るとエレベーターの扉にも壁画に登場するキャラクターが書かれていますね。

福岡アジア美術館7階ギャラリー

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福岡アジア美術館7階、ギャラリーが並ぶフロア

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アジアギャラリー

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企画ギャラリー

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何か月か前、前回訪れた時の企画ギャラリー内部

直通エレベーターを使って7階へ、入口すぐに案内カウンターがありアジアギャラリー、企画ギャラリーのABCが並んでいます。アジアギャラリーの観覧は有料、企画ギャラリーは主催者によるようです。前回訪れたときは無料の展示をやっていましたが、今回は有料でした。

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ギャラリーの通路に設置された椅子

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作品をゆっくり楽しむために、コインロッカーも設置されています。

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案内カウンターの脇に設置された博多祇園山笠をVRで体験できる装置

各ギャラリーを結ぶ通路には椅子が設置されていて、フローリングの床と白い壁というシックで落ち着いた空間でくつろぐことが出来ます。また手荷物を置いて見学が出来るようにコインロッカーがあり、手ぶらでゆったりと楽しめる。

案内カウンターの横には博多祇園山笠のVR装置。そういえば筆者は福岡に来て10年以上になるけども、山笠を見に行ったことが無い。ならVRで楽しもう…という気にもなりませんね、興味ないですし。

福岡アジア美術館のアートカフェとミュージアムショップ

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アジア・アート・旅に関する1万冊の書籍が読み放題というアートカフェ

福岡アジア美術館で最大の魅力は展示されている芸術作品なんだろうけども、アートとは無縁な生活をしている一般の人々にとっては目玉と言えばココ、アートカフェです。1万冊の本が読み放題というカフェ、アートと名がついているだけに本棚もアートっぽい。上の棚にある本はどうやってとるんだろう…アジアだけにヨガの秘術でとるんだろうか、オリエンタルマジックを実践する必要がありそうです。

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ドカーンと贅沢にスペースを利用した空間、とっても開放的で癒されます。こういうのって公共施設でしかできませんよね。

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昼寝しているオッサンも、こうやって見るとアートに見えてくる。芸術の奥は深い…

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アートカフェのメニュー

せっかく来たので、アートカフェでアートなひと時を過ごしてみましょうか。メニューにはドリンクからスイーツ、プレートランチやホットサンドもあります。アルコールもありますね。

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おぉっ!カフェ飯っぽい、オシャレだ。って、カフェだから当たり前か。

詳しくは公式サイトのメニューをご覧ください。

福岡アジア美術館ミュージアムカフェ

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ブレンドコーヒーを注文したんだけれども、番号札と渡されたDの文字。「アルファ、アルファ、アルファ、こちらデルタ、デルタ、デルタ。感明どうか、送れ。」思わず脳内で遊んでしまいましたが、こんな所までアート、雰囲気というか世界観は大事だからね。

アジア美術館20
こちらがブレンドコーヒー。これといった特徴も無く、よくあるダーク系のコーヒー。

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本を探そうと思って本棚を見ると、いきなりこれ。全軍労って…ヘルメット被って棒を持った人達ですね、わかります。

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とりあえず借りてきたのはこの本。福岡や博多の歴史が大好きなので、こういう本は非常にありがたい。食文化って地域の庶民生活の歴史がギュッと詰まっているんですよね。

という事でブレンドコーヒーを注文して、お気に入りの本を借りてきてカフェタイム。贅沢な時間、貧乏暇なしを地でいってるので気を抜く時間を取れないんですよ。けどね、いきなり全軍労とか出てきた日にはビックリ、やっぱアジアをやたらと強調する人ってソッチ系なのかと思っちゃいます。

とりあえず福岡の食文化の歴史をまとめた本を発見、内容は実に興味深くて家で作ってみようと思うほど。福岡のご当地グルメで探すとラーメンとか水炊きとかモツ鍋とか、もうそんなのばっかり。この本は昔から福岡で食べられてきた郷土料理が豊富に掲載されていて「そうそう、こういう情報が欲しいのよ」という直球ど真ん中に入って来るストライクでした。

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ミュージアムショップにはアートな雑貨が売られていました

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こちらは企画展にちなんだ商品群

カフェで寛いだ後は隣接するミュージアムショップへ。美術関連の書籍やアートな雑貨などが売られていて、企画展にちなんだ商品を販売する棚もありました。

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絵ハガキもとってもアートだ。部屋に飾っておきたくなるね。

色んなスタイルというか個性的なアート作品が沢山あって、芸術に縁のない筆者でも気になる商品がちらほら。これだけあると一つくらいは好みのものが見つかるものですね。

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福岡アジア美術館のフロアマップ

一通り7階で福岡アジア美術館のアートな世界を楽しんだので、他に何か見どころがあるかとフロアマップを確認。そうだ、まだ8階があったんだ。

福岡アジア美術館8階へ

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8階へと続く階段

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途中にこんなスペースが

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壁に掛けられていた絵をよく見てみると

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人々の暮らしと神様みたいなのが書かれている中に博多の山笠が書かれています。しかも武将がのっていて、その家紋が二引両…まさか足利将軍ですかっ!

ミュージアムショップの脇に8階へと続く階段があったので、そこから先へと進んでいくとテーブルと椅子が置かれたスペースがありました。ここからアートカフェを見下ろすことが出来るんだけれども、壁に掛けられている絵に注目。この絵がとても面白くて、思わずじっくりと見入ってしまいました。とにかく描かれた人々が活き活きしていて、どこか中世東南アジアの王国を連想させるような雰囲気。そんな中にカメラを持った観光客みたいな人がいたり、なんと博多の山笠まで描かれていました。しかも上にのっている武将の胸にある家紋、これ足利家の紋じゃないですかね。

博多が直接かかわった足利将軍というえば…足利尊氏??まあ、引両紋を使用した武将は他にもいましたから、足利家とは限りませんが。

けどね、アートとか芸術なんて小難しい事は理解できないと思っていたのに、この絵を見ているととても楽しい。絵の力を始めて実感した瞬間、貴重な体験でした。

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8階の交流ギャラリー

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置かれていた椅子とテーブルもなんだかアートだ

8階には交流ギャラリーという部屋とスタジオや会議室のような場所があり、芸術関連の書籍が置いてある図書閲覧室なんかもありました。

福岡アジア美術館は憩いの場ですね

芸術とかアートとか、全く興味がなかったというか絵や彫刻を見たところで「ふ~ん」くらいしか思わないような筆者でも、福岡アジア美術館はとても寛げる場所でした。とにかくスペースが贅沢に使われていて、壁が少なくオープンなんですよ。デカい部屋がドーンドーンみたいな。こういう空間って日常生活の中にはあまりなくて、やはり公共の施設ならではの解放感があります。

都会のオアシスみたいな癒し空間なので、ぜひ多くの人に利用してもらいたい。というか利用しないともったいない。ついでにアート作品なども見てみると、興味はなくとも「おッ」と思える作品に出会えるかもしれないし。

という事で福岡アジア美術館、おススメですよ。



「福岡アジア美術館」
住所:福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル7・8階

Googeleマップへ

開館時間:10:00から20:00(入室は7:30まで)*特別展等については、作業のために展覧会最終日は早く閉室する場合があるとのこと。
休館日:水曜日(水曜が休日の場合はその翌平日)、年末・年始(12月26日~1月1日)

※この記事は私が訪れた時のものです、現状と異なる場合があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。

福岡アジア美術館公式サイト⇒http://faam.city.fukuoka.lg.jp/

 

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