チーズケーキに外れなし。だからと言って全てが必ず美味しいという訳ではないのだけれど、幸いなことに今まで美味しくないと感じたことはない。というのも筆者はチーズケーキが大好きで、チーズケーキこそがキング・オブ・ケーキだと信じて疑わないから。
ただ外れが無く、どれもが美味しく食べられると言っても、その中には当然ながら優劣というか「美味しい」と「超絶美味しい!」くらいの差があるわけで、チーズケーキ専門店「KAKA(カカ)」は間違いなく後者だと断言できるお店。だってマジ美味しいんだもん。以前の記事で博多駅の「KAKA(カカ)」のケーキを食べたときも、衝撃を受けると同時に超絶賛、とにかく美味しかったんですよ。
博多駅の一品通り店のレポート記事はこちら↓
大名のKAKAは店内でお召し上がれます
大名の端っこのほう、警固交差点の目の前にあるチーズケーキ専門店の「KAKA」
というわけで書き出しをどうしようかなんて考えて、ちょっとカッコつけて意識してみたんだけれども、やっぱり文才の無さを思い知らされる結果。負けないもんね!
で、この記事の内容は書き出しの練習…じゃなくて、天神のオシャレスポット「大名」にある「KAKA」というチーズケーキショップの実食レポート。
このお店は凄い人気でして、天神でチーズケーキといえばKAKAというくらいの有名店。博多駅にあるお土産どころ「いっぴん通り」にもお店を出し、そちらも大反響で大人気。まさに天神と博多をまたにかけ、誰もが認める実力店なのです。
前回の記事では博多駅のKAKAでチーズケーキを購入し、その実力をまざまざと見せつけられたわけですが、その時に一つだけ心残りがありまして、それが「バスク」というチーズケーキを食べていないという事。「小癪な、絶対にバスクとやらを味わってやるからな!」と悪役っぽい捨て台詞…は言ってないけども、とにかく大名の店を訪れて、絶対食べようと心に誓っていた店。あれから少し時間がたったけど、遂に食べてきました。
大名のKAKAはメニューも豊富
入口に立てられたKAKAのメニュー看板
KAKA(カカ)はチーズケーキの専門店というだけあって、多彩なバリエーションがあったりします。前回の記事で食べたのはKAKAプレミアムというチョコチップやココアを使った超絶濃厚タイプと、NYという濃厚だけど爽やかな仕上がりのケーキ。
他にも紅茶を使ったアールグレイやKAKAという店の名前を冠したもの、そしてレア、ショコラ、ホワイトチョコ、抹茶があって、どうしても食べたかったのがバスク。
店内のショーケースにずらりと並ぶ美味しそうなチーズケーキの数々。タルトもありますね。
期待に胸を膨らませて、扉を開けて店内へ。お店はそれほど広くなくて、さすがに店内の様子を撮影しようとすると距離が取れない。若い女性スタッフが二人出迎えてくれたんだけれど、殆どスタッフを撮影するような感じになってしまう。そんなことしたら「なにやってんだこの変態!」ってなもんで、出入り禁止にされそうなのでちゃんと断りを入れてからショーケースを撮影。
博多駅で見たときよりアイテム数が多い気がするんだけど、オープン直後だったからね。今は博多駅も増えてるのかな、今度見てみよう。
店内にあったシャレたカウンター。地味に…じゃないか、横にあるコンセントがとても有難いですね。
店内に入って注文するのはバスク、そもそもコレを食べに来たんだから抹茶とか言ったら抹殺もの。ふと目線を移すと目の前にカウンター。見ればわかるけども、大名のKAKAはカフェにもなっていて、店内で美味しく食べることが出来るのです。
KAKAでカフェるときに注文できるドリンクメニュー。
お店で食べらるのなら当然カフェりますとも、どうせならこの雰囲気と共に味わいたい。もちろんドリンクはコーヒー、ブラック無糖が基本。
奥に広がるKAKAのカフェスペース、確認できたのは二人掛けのテーブルが3つと一人掛けが一つ。
コーヒーを入れてくれるカップを候補の中から選び、少し準備しますというスタッフにお任せして、案内されるがままに一人用のテーブル席へ。自分で商品を持って行くのではなく、席まで運んでくれます。
なんかとってもオシャレなお店なので、オジサンここにきて緊張気味。この超絶軟弱なメンタルを鍛えるためにも、時どきはこういう店に来てみるべきかもしれない。そう、これは試練、メンタルトレーニングなのです。決して甘いケーキが食べたいというような、欲望に飲まれ堕落した心持ちでやって来たわけではないのです。オンバサラウンケン…心頭をメッキャークするのデース。
濃厚チーズにほのかな苦み、バスク超うめぇ~
KAKAの人気ナンバー2「バスク」とコーヒーのセット。ケーキ330円とコーヒー350円(セット価格)合わせて680円。
テーブルにやてきたバスク、ようやくものにすることが出来ました。博多でKAKAを知って以来、長かった…ほんと食べてみたかったのです。
アップで見てみるとよく分かるのですが、上の部分を焦がしてますよね。チーズケーキを焦がす、それも真っ黒になるまで。こんなチーズケーキは今まで見た事がなくて、チーズケーキジャンキーとしては看過できないといいますか、どんな味がするのか興味津々。
それではさっそく、いただきます。
フォークで切ろうとしてみると、上部の黒い部分に少し抵抗がありますね。焦げているだけに硬くなっていて、そこを突破するとグニューッという柔らかいけど高密度っぽい感触。
口の中に入れると濃厚なチーズケーキの味が、もうこれ以上の表現がないというか、ありきたりだけど文字通り口の中一杯に広がります。そこへ後からカラメルを焦がしたようなほのかな苦み。うん、メッチャ美味しい。
ケーキの後姿を見てみると、これまた見事というか色だけで美味しい…と言ってしまいそうな色っぽい焼き色。
ケーキの下というか底の部分も、綺麗な焼き色が付いていて文句なしのビジュアル。
前回食べたときもそうだけど、KAKAのチーズケーキはとにかく密度が濃い。それ以上に味が濃厚。けっこう甘いんだけれども、その甘さが嫌味じゃなくコクになってるんですよ。ねっとり来る濃厚なチーズの美味しさ、そして黒い焦げの苦味。おいしい、ほんと美味しい。もうKAKAのチーズケーキ大好き!
コーヒーはハンドドリップなんだって。
セットのコーヒーは雑味が無く柔らかい苦さ、とてもケーキと合います。ケーキの余韻が残っている時にズズッとやると、口に残る甘さとコーヒーが絶妙に絡み合う。
ダークロースト系のコーヒーなんだけれども、某シアトル系チェーンなんかで見られるような焦げ臭い苦さじゃありません。角がない滑らかな苦さ、香りもちゃんと残ってます。筆者はミディアムローストで、ブレンドよりも単一豆の香りと酸味を楽しむのが好きなんだけど、これはダーク系でも美味しく飲める。
自分へご褒美KAKAのケーキ
美味しいチーズケーキが食べたい!と思ったら、迷わずおすすめしたいのがKAKAのチーズケーキ。高密度でずしっとした重量感、まったりとした濃厚なチーズの味、とても満足度の高いチーズケーキです。県外から来た知人にも、自信を持っておススメできる地元の名店。まだ食べたことがない人が居たら、ぜひ味わってもらいたいですね。
「KAKA(カカ)」
住所:福岡市中央区大名1丁目7-2
営業時間:10:00から18:00(売り切れ次第終了)
定休日:なし
※この記事は私が訪れた時のものです、現状と異なる場合があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。
博多駅一品通りのKAKAの記事↓
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