「支那そば月や」博多駅めん街道、九州風味コッテリ醤油ラーメン

王道というえば定石や定番、正攻法といった意味で使われる事が多い言葉だけど、実は「楽な道」とか「近道」を指す言葉なんだとたった今知りました。「王道のラーメン」ではなくて「ラーメンに王道なし」という使い方が正しい、皆さんは知ってましたか?

でもって博多のラーメン店なんてのは、毎年どころか月単位で新しい店が誕生する凄まじい激戦区。まさに王道など存在しない戦国乱世。そんな中で、博多にありながら非豚骨系の「九州醤油ラーメン」で人気を博するお店があるのです。

お店の名前は「支那そば月や」博多区店屋町に本店を置く九州醤油ラーメンの名店、博多駅のデイトスにも出店していたので食べてきました。

「支那そば月や」甘さのある醤油味

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支那そば月やの外観。

博多駅筑紫口側、もはやお馴染みとなりつつあるデイトス2階の麺街道。ここに真っ白な外観で、なんとなくオシャレな雰囲気の支那そば月やがあります。

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店頭に掛けられたメニューの看板。

お邪魔したのは平日の14時頃だったと記憶しているのですが、昼ピークが終わってやや人通りが切れつつある時間。どんなお店か全く事前に調べていなかったので、店頭のメニューを拝見。注文は入り口に食券販売機があるので、事前に食券を購入するスタイル。

支那そば月や博多デイトス店のメニュー

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支那そば月や博多デイトス店の食券機。

メニューは醤油ラーメンをベースにトッピングのバリエーションがあって、辛めんとトマトらーめんが少し系統が違う気がする。モツらーめんは博多らしいね。

単品メニューも充実していて、「炙り明太子」とか「でかしゅうまい」あたりはケッコウ気になりました。ご飯にミニソースカツ丼なんてのもありますね。

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白を基調として木目のテーブルとカウンター。

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案内された席から厨房の前を通って、奥にもテーブルが見えます。

初めての店なので、やはりここはオーソドックスな醤油ラーメンを食べてみるべきでしょうね。入口で醤油ラーメンの食券を購入して店内へ。

中に入ると正面にオープンキッチンがあり、キッチンを中央にして左右に別れて客席スペースがあります。スタッフに案内されたのは入って左側のスペース。

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カウンターの前には注意書き。

他の地域ならこんなのいらないんでしょうけど、博多は極細麺でカタとかバリカタやるからね、太麺だと茹で時間が違う。おまけに替玉が当たり前だから、わざわざ無いと書かなきゃならないんですね。博多のラーメン文化は独特ですから。

ちなみに筆者はいまだに替玉に順応できなくて、大盛を頼む派なのです。

独特の風味、九州醤油ラーメン

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カウンターに備え付けられた調味料。柚子胡椒、酢醤油、ラー油、練りからし、コショウ。

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支那そば月やの醤油らーめん。

ゆで時間が少しかかるような事が書いてあったのですが、思ったより早く注文の品「醤油らーめん」がやってきました。見た目は普通の醤油ラーメン、九州だから何か特別という事もなさそう。具はチャーシューにシナチク、ネギ、海苔といったオーソドックスなもの。

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程よく脂の浮いたスープ。

まずはスープをひとくちと思ったら、レンゲがすげぇデカい。レンゲというよりオタマという感じ。とりあえず軽く掬ってひとくち。

最初に感じるのは…甘い、九州らしい甘さが前面に出てます。日本全国16の県で暮らしたけど、九州は味付けが甘い。北部九州では長崎に近づくほど甘くなる気がする。福岡、佐賀、長崎の順ですね。

脂は見た目以上に効いていて、見た目よりかなりコッテリした醤油味。関西や東京のようなジワ~っとくる滋味系の醤油ラーメンじゃないですね、シッカリコッテリ濃厚な味。そして甘い。

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独特の太麺。

続いて麺なのですが、かなり太目の平打ちぢれ麺。なるほど時間がかかると前もって書かれているのも納得、これは茹で時間がかかりそう。

替玉にも向きませんね。あれは極細のストレート麺だからできること、中太麺なんかでも替玉には合いませんからね。やってるとこあるけど。

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麺が強いので、綺麗に揃得て持ち上げるのがチョット大変。

ズズズズッと太麺を口の中イッパイに頬張ってみると、弾力があってツルツルモッチリした麺の食感が非常によろしい。コシがあるのでのど越しも良い。スープがコッテリしているので、この平打ちの太麺がとてもよく合います。

スープの味に負けないシッカリとした強い麺、喉ごし最高。なんだかかんだで平打ち麺が好きなんですよね、きしめん大好きだし、パスタは断然フェットチーネ派。といえば好みが分ろうというもの。

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チャーシューがデカい。

チャーシューは食べごたえ十分、塩分はやや控えめっぽい。脂身が少ないので肉の旨味をシッカリ感じられます。厚みも結構あってデカい。全部で2枚入っています。

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箸休め的な存在、このシナチクが旨いのよ…

少し甘めの味付けの上にコッテリした醤油ラーメンの中で、ひと時の清涼感というか味をスッと切って口内のバランスを整えてくれる貴重な存在。それがシナチクなのです。地味な脇役だけど、すごく大事な役割を果たしています。

博多ラーメンだとキクラゲだからね、久しぶりに味わったシナチク。やっぱ美味しいよね。

豚骨とは違う個性的な博多ラーメン

博多ラーメンは白濁した豚骨と思いがちだけど、こういう醤油ラーメンも個性的で美味しいですね。豚骨の清湯から作る塩ラーメンとかもニンニク効かせると絶品だし、意外と知られてないだけで博多で進化したラーメンというのは多いのかもしれない。

これはハカテンとしても調査していかなきゃいけないテーマですね。

という事で「支那そば月や」の九州醤油らーめん、白濁豚骨に飽きたらぜひ味わってもらいたい個性的な味でした。



「支那そば月や博多デイトス店」
住所:福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多デイトス2階

Googleマップへ

営業時間:11:00から23:00(LO22:30)
休日:博多デイトスに準じる

※この記事は私が訪れた時のものです、現状と異なる場合があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。

博多めん街道の他のお店は「「博多めん街道」全店レポート2018年度版!博多ラーメンお薦めグルメスポット」で紹介しています。

 

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