「長浜ナンバーワン」のスペシャルラーメン!博多駅で食べきました

博多来たし~、ラーメンでもシバいとこけ。

今ではすっかり死後になったかもしれない言葉と共に、全国に名をとどろかせる博多ラーメンを食べに博多駅へ。博多ラーメンは福岡で食べらる白濁系豚骨ラーメンの総称みたいになっているけども、その中心になっているのが極細麺と替玉が人気の長浜ラーメン。今回紹介するのは長浜ラーメンの本流、屋台発祥の有名店「長浜ナンバーワン」というお店。

長浜といえば天神の少し北にある魚市場周辺の地域、いまでもラーメン屋台が数多く出店し、地元のファンに親しまれているラーメンの聖地。元祖長浜屋などが有名だけど、長浜ナンバーワンも伝統的な長浜ラーメンの味を今に伝える1971年創業の老舗、抜群の知名度がある人気店。

「長浜ナンバーワン」博多デイトス店


長浜ナンバーワン博多デイトス店の外観。

訪れたのはちょうどお昼前、午前11時40分くらいだったでしょうか。既に店内は満席状態。行列はまだできていないけど、お昼になったら一気に行列ができるので早めの来店がおススメ。ここは博多デイトス2階にある博多めん街道、新幹線改札のまん前という事もあって出張のサラリーマンなどが目立つ場所だけど、長浜ナンバーワンの客は地元の人が中心。

長浜ナンバーワン博多デイトス店メニュー

ナンバーワン2
長浜ナンバーワン博多デイトス店の食券販売機。

このお店も最近主流となりつつある食券を事前に券売機で買うというシステム。ラーメンの種類は一種類、それにトッピングによるバリエーションとセットメニューがある。そういえばワンタンメンも博多が発祥という説が…

長浜ラーメンは麺の硬さを選べるんですけど、生って本当に存在したんですね。都市伝説と思っていました。

他に粉落とし、はりがねもあって、ばりかたより硬い麺が選べます。筆者はふつう、いつもふつう、いちどばりかた頼んだ事がありますが、ぶっちゃけ粉を練っただけの味、好みに合いませんでした。

それよりも注文を決めなきゃいけないのですが、どうしましょう…どうせだからスペシャルラーメンいってみましょうか!

ナンバーワン3
長浜ラーメン博多デイトス店の店内。

スペシャルラーメン1000円の食券を購入し、スタッフに麺の硬さを伝えながら店内へ。中はオープンキッチンに壁際がカウンター、通路側にテーブル席。さすがに満席になってますね。

ナンバーワン4
卓上の調味料はゴマ、コショウ、七味、替玉用のたれ、餃子たれ、ニンニク。そして紅ショウガ。

ナンバーワン5
壁に貼られていた長浜ナンバーワンを紹介する記事。

卓上の調味料はオーソドックスなもの、壁に貼られた「長浜屋台の味を守る事、それが俺のラーメン人生」という言葉。最近は様々な拘りの強い豚骨ラーメンが増えている中で、昔ながらの味を守り続ける姿勢。変わらないというよりも、変える必要が無いのかもしれない。

滋味系の旨みタップリスープ

ナンバーワン6
長浜ナンバーワンのスペシャルラーメン。

席について数分でスペシャルらーめんがやってきました。煮卵とチャーシュー、高菜、そしてワンタンが入った豪華なラーメン。ちょっと具をのせすぎかもしれない…と思うくらいの具沢山。

ナンバーワン7

具をかき分けてスープをすくってみると、長浜ラーメンらしい少し透明感のある白濁スープ。くちに含むとじわ~っと優しい豚の旨み。何か尖った味や特徴がある、という訳じゃなくて「しっかり豚の出汁をとりました」というのが伝わってくる滋味豊かなスープ。

最近は超濃厚だったり甘かったり、豚以外のものとかけ合わせたり、特徴を際立たせたスープが多い中で、シンプルだけど柔らかい旨みがタップリ詰まったスープです。

ナンバーワン8
シッカリ半熟の煮玉子。

煮玉子の味付けは控えめ、ほんのり塩味を感じます。

ナンバーワン9
玉子の下にはワンタンがたっぷり。

このワンタンは美味しい、中の具は強めの味付け。その味付けが絶品、このワンタンだけ買って帰りたくなるレベル。

ナンバーワン10
ずらっと並べて盛り付けられたチャーシュー。

チャーシューは…なんだかボソボソする。水分というか脂分の無いパサパサしたチャーシューです。味はほんのりついているけども、この食感がどうにも馴染めない。好き嫌いが別れそうです。

ナンバーワン11
長浜ラーメン最大の特徴である極細ストレート麺。

とにかくスペシャルラーメンには具がたくさんのっていて、具を食べ進めたところでようやく麺が出てきました。麺は長浜らしく極細のストレート、この麺だから替玉という文化が生まれたんですね。

ナンバーワン12

茹で加減はふつうで正解、ちゃんとプツプツとした噛み切る感触も残っていてとても美味しい。この極細麺にコッテリとした豚骨スープが絡まって、多くの人を魅了した博多ラーメンの味と食感が生まれるのです。

うん、老舗っぽい美味しい豚骨ラーメンです。安心して食べられる。

老舗の豚骨はやっぱり美味しい

元祖長浜屋にしても赤のれん節ちゃんらーめんにしても、老舗は同じ系統の味というか滋味豊かでスープのベースがしっかりした豚骨ダシのスープが特徴。今風のラーメンにあるような口に入れた瞬間に違いが分かるようなインパクトはないけれど、基本に忠実というか丁寧に旨みを染み出させたシンプルなスープが絶品です。

博多ラーメンのクラッシックとでもいうべきか、トラディショナルなラーメンというべきなのか、最近の新進気鋭も美味しいけども、何度も繰り返し食べるなら老舗の長浜ラーメンが好みかな。博多駅にある老舗の長浜ラーメンの味、お薦めです。



「長浜ナンバーワン博多デイトス店」
住所:福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多デイトス2階

Googleマップへ

営業時間:10:00から23:00(LO22:45)
休日:博多デイトスに準じる

※この記事は私が訪れた時のものです、現状と異なる場合があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。

JR博多シティ(長浜ナンバーワンページ)⇒https://www.jrhakatacity.com/gourmet/nagahamano1/

博多めん街道の他のお店は「「博多めん街道」全店レポート2018年度版!博多ラーメンお薦めグルメスポット」で紹介しています。

 

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