博多名物と言えば何と言っても明太子、そして博多ラーメン。まだ今ほど福岡がメジャーじゃなかったころ、九州と言えば鹿児島、長崎、博多くらいしか知らなかった時代から、博多名物として愛され続ける明太子。親父の博多出張と聞けば、土産は決まって明太子でした。
今でも変わらぬ人気の博多の明太子、街の代名詞ともいえる博多名物。そんな明太子を好きなだけ食べたい!そんな夢をかなえるお店が、福岡天神にあるのです。
福太郎 天神テルラ店
カフェを併設した福太郎天神テルラ店の外観。
「めんべい」や「和え物めんたい」で人気の福太郎、実は100年以上の歴史を誇る老舗なのです。元々は油を売る油屋さん、そこから明太子の製造を始めて現在に至ります。
地下鉄駅と福太郎。
福太郎天神テルラ店があるのは、ちょうど市営地下鉄天神南駅6番出口を出てすぐの場所。
北側を見ると福岡市役所が見えます。
天神の南側にある天神南と呼ばれる地域、住所は中央区渡辺通。
店頭に立てられたメニュー看板。
福太郎といえば明太子の売店というイメージが強いのですが、直営店の中にはカフェを併設している店舗があり、ここ天神テルラ店もその一つ。美味しい明太子が食べ放題、しかもリーズナブル。
なので観光客を中心に、大人気のお店なのです。
福太郎 天神テルラ店のカフェメニュー
店内の売店。
店内に入ると売店のスペース。
カフェスペース。
売店と同じ店内にテーブルとカウンター席からなるカフェが併設されています。スペースが大きくとってあって、本格的なカフェ。
食事のメニューは3種類、一番お手頃なのが福太郎の明太ボウル540円。ご飯と味噌汁、小鉢、玉子といったセット内容。続いて錦盛りめんたいどんぶり、味噌汁、小鉢というセットになった「福太郎の錦盛ボウル」の750円。
最後に、ごはん、鯛のごまだれ和え、小鉢のセットが「福太郎の博多茶漬け膳」820円。明太子がおかわり自由、それでこの値段。何だか安すぎて申し訳ないので、この「福太郎の博多茶漬け膳」を注文しましょう。
いずれも香の物が付き、明太子と和え物めんたいがおかわり自由。ごはんは1杯目まで無料、2杯目以降は150円の別料金。
さらにランチと同時注文でドリンクが150円、デザートも安くなる。これは嬉しい、とりあえずベツバラ用に「めんべいソフト」をキャラメルソースで頼んでみた。
めんたい松前風キター!
時どきで明太子のラインナップが変わる、おかわり自由の明太子と和え物めんたい。
食べ放題になる明太子は明太子と、他のものと和えた和え物めんたいが各一種ずつ。日によって変わったりするそうなのですが、この日に出てきたのは「ゆず明太子」と「松前風めんたい」。
実は和え物めんたい、中でもイカめんたいが「「いか明太」という本気でウマい博多土産が最強すぎたので食べ比べてまとめてみた。」という記事をかくほど大好物でして、なかでも福太郎の「松前風めんたい」といえば、その内容の豪華さと奥深い味わいから、大好きな和え物の一つ。
ちなみに「最強の博多土産!究極のイカ明太「めんたい松前風 福鶴亀」福太郎」という記事も書いてます。
写真の向かって右手が和え物めんたい「松前風めんたい」です。
この松前風、何が凄いかというと、明太子とイクラ、数の子、昆布が入っているという豪華仕様。明太とイカだけでもご飯がススムというのに、そこへイクラと数の子ですからね。
めっちゃめちゃ濃厚で、なんしかウマい和え物めんたいなのです。
福太郎の博多茶漬け膳
注文して数分で「福太郎の博多茶漬け膳」が到着。実はカフェの営業が11時半からという事を知らず、11時15分くらいに入店して事前に注文していたのです。
だけどね、凄い人気店だから、平日でもカフェは営業開始前からほぼ満席状態。なので、少し早めに来た方がイイかもしれませんね。
ご飯の上に松前風めんたいと、ゆず明太子をトッピング。
まずは明太子のみ、混ざりっけなしの純明太でいただきます。う~んウマい!めっちゃ贅沢してる感じがする。
続いてご飯と松前風明太。明太子の風味、そして数の子の食感、昆布とイクラとイカがの旨みが濃厚な味にしてくれます。幸せやなぁ。
さらに続いてご飯と明太子。明らかに比率がおかしい、めっちゃ贅沢な食べ方ができる。家じゃこうはいかんよね、貧乏人にとって明太子はチョット良い値段ですから。
鯛のごま和え。
そんなこんなで贅沢に明太子まみれのご飯を楽しんで最初の一杯目。ここでおかわりで2杯目へ、1杯目のおかわりは無料ですからね。
次はお茶漬けにしてみようと、鯛のごま和えをひとくち。うん、ごまのマッタリした感じと鯛。この組み合わせはメジャーだけに外さない、普通に美味しい。
白米の鯛のごま和えのせ、明太子を添えて~わさび風味。
鯛のごま和えをご飯に乗せて、もちろん明太子も一緒。
まずは付属のゴマダレだけで食べてみるんだけど、やっぱこの組み合わせは美味しいよね。ド定番ではあるんだけど、やっぱ美味しい。
最後はダシをかけてお茶漬けに。
松前風めんたいと鯛を一緒に口の中へ運ぶと、これがもう強烈に美味しい。濃厚、とにかく海の香りとうま味が壮絶。
ワサビがツーンと効いてね、これがまた美味しいのよ。日本人で良かった。
めんべいソフト
めんべいソフト、キャラメルソース。
明太子を「もうお腹いっぱい」というくらいに堪能したあとは、デザートの「めんべいソフト」がやってきました。ソフトクリームにめんべいが突き刺さった姿、まるでソフトクリームに後光が差しているようです。
香ばしいキャラメルソースがかかったソフトクリーム。塩気の多い明太子ばかり食べていたから、この甘さと冷たさがじわ~っと沁みてくる。
めんべいにソフトを付けて食べると、意外と合うんですよ。硬いめんべいが、少し柔らかくなってとても食べやすい。ショッパイのと甘いの、この組み合わせも鉄板ですよね。
ソフトクリームの中は空洞になっていて、下にコーンフレークが敷き詰めてありました。
売店のアウトレットめんべいが、超絶お買い得
壁一面にならぶ「めんべい」
食事を終えて売店を一巡り。お土産として人気の「めんべい」がずらりと並んでいて、もちろん試食可能。これは嬉しい。
冷蔵ケースには明太子や明太の加工品がずらり。
もちろん明太子も冷蔵、冷凍ともにラインナップされています。瓶に入っているのは和え物めんたい、試食も可能。和え物めんたいは大手メーカー各社から発売されているけども、種類の豊富さは福太郎が圧倒的。
「われせん」めんべいのアウトレット品
そして何と言ってもお得なのがこの「われせん」ですよ。
割れためんべいを袋詰めしたもの、いわゆるアウトレットですね。実際に手で持ってみるとズシッと重みがあって、かなりの量が入っています。これで450円、自宅用とか親しい人へのプレゼント用にいいんじゃないでしょうか。
割れてるだけで味は同じ。てか、どうせ食べる時に割れるんだし、先に割ってくれてると考えれば…ねぇ。
明太子メーカーの直営店らしいショップ
ということで天神の福太郎、天神テルラ店。明太子が食べ放題だったり、試食できる商品が豊富だったり、お徳用のアウトレット品が売られていたりとメーカー直営店らしいお店。なかなか楽しいところですよ。
福岡は博多明太子の産地だけど、明太子をおかわり自由にしている店って多くないんですよね。そんな中でこの福太郎は、天神の中心部に位置している貴重なお店。福岡へ来たらぜひ、立ち寄ってみてください。
「福太郎 天神テルラ店」
住所:福岡市中央区渡辺通5-25-18天神テルラビル1F
営業時間:ショップ9:30から20:00、カフェ11:30から19:00(L.O)
定休日:年末年始
※この記事は私が訪問した時のものです、現状と異なる場合があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。
福太郎公式サイト⇒https://www.fukutaro.co.jp/
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