「ぽんプラザ」川端商店街からキャナルシティ博多へ、通路にある下水道のPR施設

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下水道のPR施設なんて外から見たことはあるけど、中に入ったことが無いという人も多いんじゃないでしょうか。

「ぽんプラザ」福岡で最も利用されている小劇場を備えた下水道の広報施設

下水道と言えば生活を支える大切なインフラなんだけれども、あまりにも存在が当たり前すぎて意識していない人も多いんじゃないでしょうか。けどね、福岡って下水が通ってない場所が多かったんですよ、つい10数年まえまでは。安川が初めて福岡へ来た頃、建築営業の仕事をしていたんだけども下水道が通っていない場所がけっこうあって、浄化槽を設置するために建築費が嵩んで苦労した記憶があります。さすがに最近は市内のほぼ全域にいきわたっていて、人口普及率は99.5パーセントらしいです。下水をしっかり整備することで川が綺麗になり、自然も保たれて清潔な街並みが維持されるんですね。

そんな下水道をPRするための施設が博多区の祇園、ちょうど川端商店街からキャナルシティ博多へと向かう途中にあるんです。ここの4階には「ぽんプラザホール」という小劇場も備えていて、地元の劇団などが公演に利用しているんだけども、なんと市内で最も利用されている劇場なのだとか。

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市営地下鉄の中洲川端駅から川端商店街に出て、そのままアーケードを抜けるとキャナルシティ博多への通路があるんです。

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こんな感じで2階の通路でキャナルシティ博多の各施設へ連結しているんですね。

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とても綺麗に整備されている連絡通路、真っ直ぐキャナルシティ博多へ向かっていきます。

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通路からの景色、目の前は中洲です。

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目の前にキャナルシティ博多が見えてきたくらいの場所に、こんな派手な施設がある。ここが「ぽんプラザ」

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どんな施設なのか案内を見てみると、地下にポンプ施設があって1階には入り口。2階が下水道のPR施設になっていて、3階に捜査室や事務室、ホールの楽屋、4階にはぽんプラザホール。

ここにあるポンプ施設というのは、水害に弱い博多の中心部の排水能力を上げるための施設。ぽんプラザのポンプは、住吉・美野島地区に都市型豪雨が降った際の排水能力を強化するために設置されています。

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「ドレイン博士のおもしろ研究室」という名前が付けられた下水道のPRコーナー、入口の扉がいきなり下水管。入っていきましょう。

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入口を入ると目の前に「下水管」の模型がドーンとあって、下水道の仕組みなどを説明するパネルが展示されています。

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福岡市の河川と書かれたジオラマがあるんだけれども、これは職員が手作りしたもの。

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最近は本当に川が綺麗になってきていて、福岡市のような都市部でも沢山の生物が暮らしています。そんな川の生物が住んでいる場所を紹介していました。

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下水管の模型にはマンホールがあって、これ福岡市内でよく見かける万ホールの蓋ですよね。

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マンホールは下水管の点検口のような役割をしていて、安全への配慮や工夫がなされているそうです。このデザインの蓋は平成3年の人口100万人突破を記念して採用されたもので、島・ヨット・街並みなどを表現しているそうです。とうか平成3年なのね、100万人突破したのが。で、今はどれくらいでしたっけ、150万くらい?すごい増え方だ…

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さらにマンホールの蓋に描かれた記号にも意味を持たせているものがあって、耐荷重量や流れているものの種類、流れる方向などが書かれています。これは豆だ、豆知識。

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さらに特別デザインのマンホールもあるようで、ホークスデザインはあれだ、地下鉄の唐人町駅から福岡ドームへ向かう途中に沢山あるよね。

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おぉっ!地下鉄デザインはどこにあるんだろ。ん?福岡アビスパ??なんじゃそりゃ…ググってみるとサッカーチーム。オジサンはスポーツ観戦に全く興味が無いので知りませんでした、申し訳ない。

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他には下水道の働きなどを説明する模型やパネルが展示されています。

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ほほ~、下水も大切な資源なのか。下水が十分に普及していなかった時代は川が汚れ、川が流れ込む海が汚れ、大変だったみないなんですよ。安川が子供の頃は川が汚くて、街を流れる川は臭かった。いまは本当に綺麗になりましたよね。

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下水や水害を防ぐための防災設備を紹介する動画も放映されていたり。

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博多区の浸水マップも掲示されていますね、避難場所などは日頃からチェックしておきましょう。

まあぶっちゃけ下水道の事を知らなくても何も困らないんだけどね、色んな人たちがしっかりと維持運営してくれているので。それでも毎日のようにお世話になっているものだから、たまにはこういう場所で「へ~、そうなんだ」と、なにかを感じるのも良いんじゃないかと思う。

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ということで下水道のPR施設「ぽんプラザ」へ行ってきたわけだけども、建物の外観はこんな感じでモダンなデザイン。この地下に排水のポンプ施設があるのです。

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今回は2階から入ったんだけれども、1階にもちゃんと入り口があります。

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エレベーターには4階のぽんプラザホールの案内。108席のホールのようです。

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人気の劇場だけあって、沢山の公演チラシが掲示されていました。

こういう演劇とか劇団とか、公演で頑張ってる人にすんごく興味あるんだけどね、とにかくコミュ障で人と接するのが苦手なので何をどうして良いか分かんない。基本的にチャレンジする人が大好きなので、なんとかハカテンとして応援できなものか。よくある雑誌や大手メディアサイトみたいな芸能人絡みのネタとか映画じゃなくて、福岡で生まれて活動しているエンタメを特集する地域密着エンタメ特集をやりたいのだけども…今後の課題ですねぇ。

とりあえず公演を見に行って、レビュー記事でも書いてみる事か…うん、やってみよう。



「ぽんプラザ」
住所:福岡市博多区祇園町8-3

Googleマップへ

開館時間:平日9:15から17:30(ぽんプラザ下水道PRコーナー)

※この記事は私が訪れた時のものです、現状と異なる場合があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。

ぽんプラザホールの情報は下記サイトをご覧ください。

ぽんプラザホール公式サイト⇒http://pomplazahall.jp/

 

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