福岡というのはなんだかんだで九州では最大の消費地ですから、アンテナショップも何店舗か出店しているんです。最近は自動車を保有すること自体が非効率と考える若者も増えていて、地方へ観光に行く人も減ってるから苦しんでいると思うんだけど、来ないなら自分たちで消費地へ出てしまえというのは理にかなった行動だと思います。
この日は大名の街並みを見に行く予定だったので天神南から大名方面に歩いていると、ふと目の前に「KUMAMOTO」の文字を発見。へぇ~、こんな所に熊本のアンテナショップがあったんだ。
「ヒゴロッカフェ」熊本のアンテナショップ
福岡天神にあるアップルストア。
市営地下鉄の天神南駅から国体道路を西へと歩いていて、ちょうど西通りと交わる三叉路の角にあるアップルストア。ここを通り過ぎてさらに西、大名へと歩いて行きます。
アップルストアにお邪魔した時の様子は「「アップルストア福岡天神」九州唯一の直営ストア、アップル製品のサポートはココ!」に書いてます。
国体道路沿いにある若宮神社。
道路を渡った先には若宮神社がありますね。「「若宮神社」天神の中心部にある鎮守の杜、神社・歴史観光スポット。」で詳しく書いてるけども、安産と子供の守り神。知らない人も結構多いんじゃないでしょうか。
祭神は豊玉姫命、海の神様「海神(わだつみ)」の娘で、神武天皇のお婆さんにあたる神様です。日本の神話もけっこう人間臭いドラマが展開されていて、調べると面白そうなんですけど、まだそこまで深く掘り下げるほど興味はないかな。
天神から国体道路を西へ、ちょうど大名にやってきたところ。
ビルの2階にヒゴロッカフェの看板を発見。
しばらく歩いていると、オシャレなビルにヒゴロッカフェの看板。よく見るとKUMAMOTOと書いてあるじゃないですか。完全に未知のアンテナショップ、これはハカテンとして見逃せません、立ち寄らねば。ただちょっとね、看板が見難い場所にある。
今までこの道は何度も歩いているのに、全く気づきませんでした。
ヒゴロッカフェの入り口。
どんなお店なのか、期待を胸にビルの中へ。ヒゴロッカフェは2階の奥。
ショップだけでなくカフェメニューも充実
入口に貼られていたメニュー。
ここはアンテナショップなんだけど、ヒゴロッカフェという名前から分かるようにカフェとして食事なども楽しめます。入口にメニューが書きだされていて、レギュラーメニューが貼られていました。
せっかくだから何か食べていこうと思い、とりあえず馬肉そぼろが使われている「肥後おにぎり」を頼んでみることにします。熊本と言えば馬肉、あとグルグルね。他のメニューは…熊本っぽさがいまいち。普通に美味しそうなんだけどね、どうせなら熊本色が分かりやすいメニューがいい。
明るく開放的なカフェスペース。
入口を入ると広々としたフロアにショップスペースとカフェスペースがありました。外から見たよりかなり広く感じます。壁が白いのと、窓の開口が大きいので明るく開放的な店内。
カウンター席から入り口方向。
店内に入ったらまずカウンターで注文し、会計を済ませてから席に着きます。
「肥後おにぎり」を注文してカウンターへ。
カウンターの窓から見える国体道路。
ヒゴロッカフェの肥後おにぎり。
外をボーっと眺めながら行きかう車を見ていると、しばらくしてやってきました「肥後おにぎり」です。木のまな板みたいなのに乗ってるんだけど、これだけでオシャレというか典型的なカフェ飯になるから不思議。普通のおにぎりなのにね。
おにぎりの横には熊本地鶏の油淋鶏。
うほっ!油淋鶏がアマカラうめぇ!これ美味しいね、肉の味もシッカリする。
馬肉そぼろ?
メインであるおにぎりですが、胡麻をまぶした高菜のおにぎりと、大葉の下にあるこれが馬肉そぼろかな?の二種類がのっています。馬肉そぼろも旨みがあって、甘辛い味付けがご飯とよく合う。うん、美味しいね。
油淋鶏がついていたので、けっこうボリュームもあります。これで税込450円だからね、コンビニいくならここでランチした方が絶対に美味しいしお得です。
優しい熊本食材が集まるショップ
熊本の特産品が並ぶ物販スペース。
お腹が満たされたところで、物販スペースも覗いてみましょうか。道の駅とか行くとついつい買い過ぎてしまう田舎好きなので、どんな商品があるのか楽しみです。
熊本の野菜を使った野菜スープ。
やまが復刻紅茶。
復刻と書いてあるのが気になったので調べてみると、1875年(明治8年)に熊本県の山鹿市に紅茶伝習所というのが設置され紅茶の栽培を始めたそうなんです。これが日本で初めて栽培された紅茶で、山鹿市は日本における和紅茶発祥の地。
この復刻紅茶は当時の資料を元に栽培方法を再現した復刻紅茶を使用していて、とうぜん明治時代の栽培方法だから無農薬、当時の味を復刻したレトロな紅茶だったんですね。明治初期、文明開化の味。これは味わってみたい。
高森町…知らなかった。
地域を紹介するパネルなども置かれていました。熊本の高森町なんて、ここに来るまで知りませんでした。
野菜を美味しく食べるなら、このバーニャカウダソースがおしゃれ。
バーニャカウダとは野菜に付ける温かいディップソースのこと。バーニャカウダを温かく熱して、野菜にディップしてそのまま食べるイタリア北部の郷土料理。アンチョビやニンニクを使用したソースで、ここに売られているのは醤油や味噌を使ってるようです。
合志市のブース…というには少し寂しいか。
野菜練り込み系パスタ。
野菜を練り込んだパスタはよく聞くけど、練り込んであるのがガーリック、バジル、トマトというイタリアンの主要食材。ガーリックパスタでペペロンチーノ作ったらどうなるんだろ。これは買いだね、一つ買ってみよう。
後日どうなったか、サイトで報告するので乞うご期待。
もうちょっと広報やってよね
このサイトを立ち上げた当初、といってもまだ半年くらいのサイトなので最近ですけど、アンテナショップを探したんですよ。実際に特集記事書いてるし。
その時は見つけることが出来ずにスルーしていた店、近いうちに特集記事にも追加しておきます。
福岡に居ながら熊本の特産品が買える店、カフェとしても広々として静かなお店だったのでゆっくり寛げるんじゃないかな。いい意味でスタッフも放置してくれるし、とても居心地のいいカフェでした。
「ヒゴロッカフェ」
住所:福岡市中央区大名1-1-38 サウスサイドテラス2F
営業時間:11:00から19:00
休日:不定休、年末年始12/28から1/5
※この記事は私が訪問した時のものです、現状と異なる場合があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。
ヒゴロッカフェ公式サイト⇒http://higoroccafe.com/
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