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博多天神にあるアンテナショップ、九州各地の特産品が集結!5店舗+1

九州各地のアンテナショップが天神・博多に出店中

九州の玄関口である博多、地域最大の繁華街天神。人が多く集まる地方の拠点都市である福岡には、他地域からアンテナショップが出店しています。地方ならではのご当地メニューや特産品の数々、それに何と言っても地方には創業数百年なんていう老舗メーカーが今でも現役で活躍していたりして、都会じゃ絶対にお目にかかれないような歴史浪漫あふれる商品が、高級品ではなく日常で使われていたりします。



九州とひとことで言っても広いですからね、しかも首都圏や関西からじゃ遠すぎていまいちピンとこない場所でもあります。それだけに一生お目にかかる事が無いかもしれないような商品と出会えるアンテナショップはとても貴重な存在で、まさに一期一会の奇跡的な出会いを演出してくれるお店でもあるのです。そんな魅力的で有難い地方のアンテナショップ、ハカテンの安川が見つけたお店をここに紹介したいと思います。

「よりあい処つしま」絶品グルメも楽しめる対馬のアンテナショップ

最初に紹介するのは刺身が超絶美味くて、コスパ最高のランチも絶品の「よりあい処つしま」です。名前の通り長崎県の対馬から博多に出店しているアンテナショップ、建物は築100年以上という古民家を対馬から移築したもの。対馬は古くからの歴史がある島で、今でも城跡や中世の面影を残す町並みがステキな島。さらに周りは全部海、魚が旨いなんてのは当たり前。

九州と朝鮮半島の間に位置しているため、国境の島として歴史の表舞台に幾度も登場するなど島全体が天然の歴史資料館みたいな島なのです。

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ここで売られているのはなんと言っても海産物、イカや穴子などが沢山販売されています。また島にある創業120年の歴史を誇る対馬醤油の江口株式会社の製品や、対馬名物の「とんちゃん焼き」なども販売中。その他、対馬の特産品がギュッと詰まったアンテナショップ。

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さらにさらに「よりあい処つしま」では、絶品のグルメも味わえます。生け簀を備えたレストランコーナーで出される海鮮料理は絶品。実際にランチを食べに行ったけれども、とにかく刺身の盛り合わせは種類が豊富で旨い、さっくさくでふわっふわの穴子天も最高。そして何と言っても安い!

アンテナショップとしてだけでなく、普通に海鮮レストランとしてのクオリティもすんげぇ高いので、絶対おススメのお店です。

↓紹介記事はコチラ

「よりあい処つしま」
福岡市博多区博多駅前2-12-1

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営業時間:食事11:30から14:00/17:00から22:00(OS 21:30)、物販11:00から22:00
定休日:日曜、祝日、年末年始

「ひた生活領事館」大分県日田市のアンテナショップ

大分県日田市から福岡天神大丸の地下に出店しているのが「ひた生活領事館」です。大分ってどこだよ?と聞かれると、別府温泉がある県だよと言えば分るでしょうか…場所はイメージ出来ないかもしれないけどね。さらに日田市と言われると、安川もいまグーグルマップで場所を確認しています。

おぉっ内陸にある海のない市ですね。すんごい面積が広いんだけれども、これはあれですか、大合併で巨大になったという感じでしょうか。

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このお店の魅力はなんと言っても農家から直接出品されている新鮮な産直野菜、山間地域だけに福岡などの平野部とは少し季節がずれるのか美味しそうな野菜が沢山並んでいます。他にも田舎で採れた産物で作られた加工食品や調味料、特に梅干しなどの漬物が最高に美味しそうです。

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なにこの豚足、安い!同じ大丸にある惣菜屋さんで買うと、こんな値段じゃないんですよ。安川が九州に移住してきてハマった食べ物、その一つがこの豚足。なかなか大阪じゃ出してくれる店が無かったからね。家で食べようと買って帰ったんだけれども、湯煎で温めて食べるとすんんげぇ美味しかった。お土産品というよりも、普段使い出来る商品がメインなので近くにこんな店があったら嬉しい限り。

しかし日田市なんてこの店を知らなきゃ気にすることもなかっただろうから、そういう意味でアンテナとして役立ってますよ。

↓紹介記事はコチラ

「ひた生活領事館」
住所:福岡市中央区天神1-4-1 大丸福岡天神店 東館エルガーラ地下2階

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営業時間:10:00から16:00

「八女本舗」福岡県八女市から道の駅みたいなアンテナショップ

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福岡県の八女市といえば八女茶で有名な茶どころ、九州有数のお茶の産地。なんだけれども、それだけじゃなくて農業も盛んな地域なんです。そんな八女市から市営地下鉄七隈線の天神南駅近くに出店しているアンテナショップがココ「八女本舗」です。

八女市は福岡市の南部地域の山間部に位置する街。

八女本舗の魅力はなんと言っても農家が直接出品する新鮮な産直野菜、ラベルにはちゃんと生産者の名前が入っています。こういうお店は季節ごとに地域でとれている野菜が並ぶので、ここに顔を出すだけで旬の野菜が分るのがありがたい。やっぱ野菜は旬が一番、とくに露地野菜は採れたてが最高に美味しいからね。

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お茶の産地だけにお茶そのものから、茶を加工した加工食品まで、八女茶に関する商品が充実しているのも特徴。他にも農協婦人部が作った味噌や漬物、ご当地醤油などの調味料、農産物を使った加工食品や菓子など田舎の素朴なグルメが沢山並んでいて、品ぞろえは田舎にある道の駅そのもの。

観光パンフレットなんかも充実しているので、週末ドライブの下調べに覗いてみるのも良いかもしれない。

↓紹介記事はコチラ

「八女本舗」
住所:福岡市中央区渡辺通5丁目23-8

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営業時間: 10:00から18:30
店休日:日曜日、年末年始

「クワトロヨッチ」スイーツが美味しい大分県国東半島のアンテナショップ

クワトロヨッチ

国東半島とかいて「くにさきはんとう」と読みます。大分県にある半島で、ちょうど九州の北東部にボコッと飛び出している半島。豊後高田市、国東市、杵築市、日出町と半島の北に姫島があって、ここクワトロヨッチは豊後高田市、国東市、杵築市、姫島村が出店するアンテナショップ。

このお店の特徴は地域の特産品だけでなく、ジェラートなどのスイーツが充実しているところ。いわゆるカフェという感じですね。

ずらりと並ぶ国東半島の特産品、漬物や調味料にお酒など国東オリジナルの商品がずらりと展示されています。なかでも面白かったのは錦糸瓜(そうめんうり)を使ったケベス漬けという漬物、福岡じゃなかなか食べませんよね錦糸瓜。麺のように細くほぐれる実を持った瓜なんだけれども、酢で和えるとアッサリして美味しいんですよ。ここではもろみ漬けにして売られていました。

海に面した半島や島なので海産物メインと思いきや、調味料系とスイーツが充実している印象。

そして何と言ってもクワトロヨッチでおススメしたいのが、このジェラート。安川は紅茶ゼリーに3種のジェラートをのせたパフェを食べたんだけれども、このジェラートが旨い!のは当然として、このパフェに刺さってるケーキがめっっっっっちゃくちゃ美味しかったのよ。売ってるのかなコレ、聞けばよかった。

スイーツ以外にもパスタランチやピザもあるので、カフェ感覚で利用できるのが嬉しい。店内には観光案内なんかも充実していて、豊後高田といえば昭和の町で有名なんだけれども、流されている動画をみて強烈に行きたくなった。ここは意外と穴場というか、おススメですよ。

↓紹介記事はコチラ

「クワトロヨッチ」
住所:福岡市中央区天神1丁目13-25

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営業時間:11:00~19:00
定休日:年末年始

「牛の尾」佐賀県小城市が出店する佐賀牛を楽しむアンテナショップ

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かつては佐賀の小京都なんて言われた歴史の町、小城羊羹で有名な佐賀県小城市から出店している佐賀牛のアンテナショップ。地域のアンテナショップというよりも、佐賀牛レストランの色合いが非常に強いお店。天神の今泉に出店しています。佐賀牛を安く食べられるお店との事なんだけれども、安川てきには佐賀牛より少しランク下の佐賀産黒毛和牛のほうが好きだったりする。

だって等級が高くなりすぎるとさ、脂の入りが多くなりすぎて赤身が持つ肉の旨みが減るんだもの。

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お店の中で特産品を扱うコーナーはココ。完全なレストランスタイルなので扱ってる商品は少ないんだけれども、友桝飲料のサイダー類があるのは嬉しいね。友桝飲料は佐賀県小城市にある炭酸飲料のメーカーで、いわゆるOEMってやつでご当地サイダーなどオリジナルサイダーを沢山作ってるんです。他はやっぱり小城羊羹、むかし羊羹の表面に固まった砂糖のシャリシャリ感が最高です。

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佐賀って実はハンバーグの激戦地だったりするんです。佐賀牛の産地だけに肉料理のレストランが沢山あって、そんな中でもお財布に優しいのがハンバーグ。あなどれない美味しさ、佐賀牛を食べようかと思ったんだけれども、貧乏な安川にはチョットきつい。

このハンバーグ、肉も美味しいけどソースがデミグラス系の味でとても美味しかった。夜は居酒屋メニューが充実するので、美味しい佐賀牛を食べたい方にはおススメ。

↓紹介記事はコチラ

「牛の尾」
住所:福岡市中央区今泉2丁目4-41

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営業時間:ランチ11:30から15:00(L.O14:30)、ディナー17:30から22:00(L.O.21:30)
定休日:年中無休

「DOCORE ふくおか商工会ショップ」福岡の特産品が集まる商工会のお店

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ここは地域のアンテナショップじゃないんだけれども、福岡県の商工会が博多のマルイに出店している商工会のアンテナショップ。福岡県産の原材料、技術を活かした、特徴やこだわりのある商品を集めた商品を取り扱っています。

特徴としては流行りものというか時流に乗ろうと頑張っているメーカーの商品で、加工食品がメイン。

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なんだか薬局に置いてある怪しげなスタミナドリンクみたいなポップだけれども、これはなんと干物屋さんが作った魚の旨みを凝縮した魚介出汁ベースの調味料。こんな感じのアイデアや技術を生かした調味料や加工食品が超充実していて、他にもニンジンドレッシングなど地元の野菜を使った調味料も沢山ありました。

このあたりは醤油メーカーの商品群ですね、福岡というか九州独特の旨口といわれる少し甘めの醤油がずらり。食品以外にも美容商品や工芸品なんかも並んでいて、地元産の安心素材を使った商品群、お土産に困ったときや、自家使用でも地元のものを使いたいという方にはおススメのお店。

場所も博多マルイですからね、博多駅からのアクセスも抜群。ちょっと定番のお土産に飽きたら立ち寄ってみるのもいいんじゃないでしょうか。

紹介記事はこちら↓

「DOCORE ふくおか商工会ショップ」
住所:福岡市博多区博多駅中央街9−1博多マルイ2階
営業時間:10:00~21:00
休日:博多マルイに準ずる

「ヒゴロッコカフェ」ランチメニューも充実熊本のアンテナショップ

福岡天神で見つけた熊本のアンテナショップ、こんな所にあるとは全く気が付きませんでした。というか予算を使って店を出している割にはまったく広報が機能していないというか、アンテナショップってわざわざ探さないと見つけられないんですよね。

熊本のアンテナショップ「ヒゴロッカフェ」があったのは、天神の国体通り沿い。アップルストアの近く。

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店内はこんな感じでカフェスペースになっていて、明るく広々とした店内はとても居心地がいい。

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物産コーナーもこの通り、各地の特産品や、日本で初めて栽培された紅茶を復刻した「復刻紅茶」なども販売されています。

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ランチメニューも充実していて、いわゆる「カフェメシ」ですね。オシャレで美味しい今風のメニューが並ぶ。写真は「肥後おにぎり」馬肉が使われています。「ザ・クマモト」というような郷土料理的な名物ではなく、熊本の食材を使った優しい料理が用意されています。

紹介記事はこちら↓

「ヒゴロッカフェ」
住所:福岡市中央区大名1-1-38 サウスサイドテラス2F

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営業時間:11:00から19:00
休日:不定休、年末年始12/28から1/5

福岡市は九州の玄関口、各地の特産品が集まるのです

地方のアンテナショップの場合、予算が切れたら閉店なんて事もあるので注意が必要なんだけれども、こうやって地方の特産品を現地に行かずに買えるのはとてもありがたい事です。天神や博多に店を出してくれなかったら、一生知ることが無かったかもしれない商品群。まさに一期一会、一品一品が奇跡の出会いだったりするわけですよ。



地方創成なんて言いながら色々と地域活性化に取り組む地方も多いと思うんだけれども、実際に観光客を呼び込むとか現地に人を来させるのは容易じゃないというか、地域によっては不可能だったりする訳です。ならば地元の商品を都会で売って、地域産業を活性化するしかないわけで。アンテナショップでノウハウを蓄積して、次は民間の企業が本格進出してもらいたいものです。

地方に必要なのは地域を知ってもらうアンテナではなく、産品を流通させられる地元の商社じゃないかと思う今日この頃。商品を開発して売ってもらうのではなく、自分たちで営業して売る。開発だけしても自分で売らないと売れる商品が分からない、商品開発には営業からのフィードバックが絶対に必要。葉っぱビジネスで有名な地方がありますが、あそこの強みは自社の超強力な営業だからね。

営業が足で稼いで売れる葉っぱの情報を集め、それを地元にフィードバックして必要な商品を作る。これが出来るか出来ないかで、生き残る地方と消えていく地方が別れるんじゃないでしょうかね。

※この記事は私が訪れたときの情報をまとめたものです、現状と異なる場合があります。最新情報、詳細はご自身で確認することをおすすめします。

 

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